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side隼
隼「あ!デリバリー届いたらさ、海行こうよ!もっと近く行って、砂浜で食べよ?」
玲「やだよ、暑いし。しかも砂浜って…」
我ながらナイスアイデア!なんて思いながら言ったけど、玲於は文句ばっかり。
それならば、と涼太くんを見ると、俺と玲於を交互にキョロキョロ見ていた。
隼「涼太くんはどう?やっぱりここまで来たんだし、海辺で食べるのが1番でしょ!」
玲「違うよね!?暑いし、やっぱり飯くらいのんびり食べるよね?」
んー、なんて少しだけ頭を悩ませた涼太くん。
そして窓辺に寄っては、周辺をキョロキョロ見渡す。
涼「よし、あそこの日陰になってるテトラポットのとこで食べるのはどう?そしたら食べる時は日陰だし、少し歩けば海だし」
隼「賛成!」
玲「それならいいけど、」
さすが涼太くん。
完璧なアイデア。
玲於もそうやって少し素っ気なく言いながらも、顔はニヤけてるし。
お昼を海辺で食べるとなれば、今すぐ準備しなきゃ。
隼「浮き輪発見!あ、ボールもある!……なんだこれ、クジラ?シャチ?乗れるじゃん、最高!」
海に行くって話すと、裕太くんが適当にネットショッピングで色々買ってくれた。
その箱を開けながら、しっかり人数分の浮き輪や、大小それぞれのボールなど。
どんどん出しては、思いっきり息を吹き込んで膨らます。
隼「ほら、玲於も!早く!あ、涼太くんはこれあるよ!」
玲於には浮き輪を押し付け、涼太くんにはボールと手動で空気を入れるヤツを渡す。
玲「俺、泳がねぇし…ボールで十分、あとは椅子と帽子と…」
隼「あ、ちょ!」
玲於はポイっと浮き輪を投げ捨て、自分の荷物を開き始める。
そこからポンポン日焼け対策を出してくる。
そこまでするなら、わざわざ着いてこなくて良かったのに。
俺と涼太くんの2人で楽しんだのに。
玲「なに、隼。なんか言った?」
隼「言ってない!早く!」
チラリと玲於に睨まれ、とりあえず目を逸らして浮き輪を必死に膨らませる。
隼「よし!行くよ!」
玲「おめぇだよ、遅いのは」
涼「ん、ご飯も持ったし、ブルーシートに日焼け止め、と」
少しして届いたデリバリー商品たちと浮き輪、ボールや日焼け止め、あとは色々適当に鞄に詰め込んで。
いよいよ海。
隼「最高!」
玲「風いいな」
涼「お腹いっぱい」
ご飯を食べると、のんびりタイム。
とりあえず俺は、浮き輪とボールを持ち出した。
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りさ - 新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月15日 3時) (レス) @page50 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 下書きの公開楽しみです😊✨ (2021年11月13日 18時) (レス) id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - お父さんがめんさん、お兄ちゃんが亜嵐か、裕太かがいいです (2021年11月2日 12時) (レス) @page50 id: 9560844fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 涼太くんがいいです(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年10月31日 3時) (レス) @page50 id: e43e150c6b (このIDを非表示/違反報告)
さらん - あらんくんがいいです (2021年10月29日 11時) (レス) @page48 id: d9f6645eb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:jdhchebbdn | 作成日時:2021年8月7日 21時