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#32 ページ32

side勇征

颯「あの、僕……不安、なんです……あっ、」



あの頃と、本当に何一つ変わらない優しい笑顔で笑いかけてくださるから。

颯太も思わず、といった感じだったんだと思う。

そこまで言うと、ハッとして口を押さえていたから。









涼「あっち、行かない?」

颯「へっ、?」

涼「そこ、この花壇の裏辺り。その辺なら、あんまり人来ないしね」




穴場だよ、俺が見つけたんだー。なんて。

子どものようにヘヘッと自慢げに笑っては。



戸惑う僕らの手を引いてどんどん進んで行った。









勇「わ、きれい…」

颯「めっちゃ良い穴場…」

涼「でしょ?俺のお気に入り。ってなわけで、メンバーにも秘密。言うたらあかんで?特に勇征、龍友くんに言ったら」

勇「え、メンバーさんにも言ってないんですか?もちろん、秘密は守りますけど…」




ベンチに腰掛ければ、僕らの身長より少し高い花たちが咲き誇っている。

だから周りからはほとんど見えないだろう。









颯「なんで、なんで…そんなに強いんですか?僕も強くなりたいんです、涼太さんや、GENEさんみたいに…」


颯太が呟くと、涼太さんは何も言わずに颯太の背中を撫でていた。



そして少しだけ沈黙が訪れたけれど、僕も何も言えなかった。


そして。




涼「強いって、なんだと思う?」


颯「へ、?」

涼「ほら、勇征も解答権あるよ」



なんて言いながら笑う涼太さん。









颯「どんな時も笑ってて、いつも元気で……真っ直ぐ、ただ前だけを見ている人、ですかね」


颯太がようやく口を開くと、その言葉に何度も頷いてしまった。









涼「うん、全部そうだと思う」









そう言って笑いかけてくれる涼太さんは、どれだけ離れても涼太さんだった。

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りさ - 新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月15日 3時) (レス) @page50 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 下書きの公開楽しみです😊✨ (2021年11月13日 18時) (レス) id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - お父さんがめんさん、お兄ちゃんが亜嵐か、裕太かがいいです (2021年11月2日 12時) (レス) @page50 id: 9560844fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 涼太くんがいいです(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年10月31日 3時) (レス) @page50 id: e43e150c6b (このIDを非表示/違反報告)
さらん - あらんくんがいいです (2021年10月29日 11時) (レス) @page48 id: d9f6645eb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:jdhchebbdn | 作成日時:2021年8月7日 21時

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