#29 ページ29
side龍友
亜「涼太、こっち向いて?」
涼「ん、いや、です」
隼「あー、隠れちゃわないで!」
亜嵐くんに呼ばれ、みんなからまじまじと見られていることに気づいた涼太。
ギュッと布団を上に持ち上げ、頭からすっぽり被ってしまう。
龍「涼太、顔出して?苦しいやろ?」
涼「いや、です」
メ「涼太、出ておいでー」
玲「みんなが変態だからじゃん!涼太くん、出てきてー?」
裕「涼太くん、ここ!ここ!」
玲於に至っては、僕ら全員をチラリと睨んだし。
龍「もう、隠れたったら僕がそれ買ってきた意味ないやろ」
涼「あっ…」
亜「かぁーわぁーいーっ!」
グイッと布団を引き剥がすと、アッと固まる涼太。
亜嵐くんの一言を皮切りに、みんなから続々と可愛いと絶賛する声が出てくる。
龍「ちゃんと可愛いんやから、隠れることないって」
涼太のそばに寄って、ベッドに腰をかける。
涼「それが……可愛いのが、嫌なんすよ」
ポツリと俯いて、顔を真っ赤にして呟いた涼太。
龍「可愛い奴め」
裕「ほんま、可愛いなぁ」
亜「さっすが俺の涼太!まじで天使!」
身体を起こした涼太の肩を抱き寄せる。
そのままクシャクシャと頭を撫でながらそう言うと、またさらに真っ赤にさせて俯く。
玲「涼太くん、こっち向いて?」
隼「こっちこっち!」
メ「だから俺が撮るんだって!」
気持ち悪いくらいに鼻の下を伸ばして涼太の身体を撫でまくる亜嵐くんと裕太くん。
隼と玲於とメンさんは、引くくらい必死でカメラを構えている。
涼「もう…いらん、」
龍「うぉ…ほんま可愛いなぁ」
そんな涼太はそろそろ恥ずかしいのか、僕の胸に顔を埋める。
最高の気分。
裕「ちょっと待って、涼太くん忘れたらあかんで。それ買ってきたん龍友くんやからな?」
亜「そうじゃん!龍友くんに懐いちゃダメだよ!」
なんて言いながら、僕から涼太を引き剥がしてくる。
涼「そうだった…」
なんて涼太も、そんな瞳で見ないでくれ。
197人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りさ - 新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月15日 3時) (レス) @page50 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 下書きの公開楽しみです😊✨ (2021年11月13日 18時) (レス) id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - お父さんがめんさん、お兄ちゃんが亜嵐か、裕太かがいいです (2021年11月2日 12時) (レス) @page50 id: 9560844fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 涼太くんがいいです(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年10月31日 3時) (レス) @page50 id: e43e150c6b (このIDを非表示/違反報告)
さらん - あらんくんがいいです (2021年10月29日 11時) (レス) @page48 id: d9f6645eb5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:jdhchebbdn | 作成日時:2021年8月7日 21時