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愁平｢ほら。見ろよ｣
まゆ｢うん･･･綺麗･･･｣
そういうまゆの耳は俺が手を握ったせいか、真っ赤で･･･
イルミネーションを見上げる横顔が綺麗で見とれてしまうのと同時に、俺は思わず自分の想いを口にしてしまいそうになる
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しばらくすると降っていた雪が強くなってきた
愁平｢雪も強くなってきたし、そろそろ行くか･･･？｣
まゆ｢うん｣
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帰り道、何故かお互いに黙り込んでしまう
愁平(俺の気持ちを伝えたい･･･)
でも、雪の中で優しく微笑む君をみるとやっぱり何も言えなくて･･･
俺の中では両思いなはずなのに届かない俺の気持ち･･･
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無言の時間が続き、〇を家まで送る
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まゆ｢ありがとう｣
愁平｢おう｣
まゆ｢じゃあね。おやすみ｣
愁平｢うん。おやすみ｣
そう言って扉に手をかけるまゆの背中はどこか悲しそうで･･･
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愁平｢まゆ･･･！｣
つい呼び止めてしまう
まゆ｢何･･･？｣
まゆが振り返る
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愁平｢いや･･何でもない･･･｣
まゆ｢変なの･･･じゃあね。バイバイ｣
愁平｢うん･･･｣
本当は｢今度いつ会える？｣って｢また逢いたい｣って言おうとした
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でも
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やっぱり君の目は俺に何かを訴えかけてて･･･
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自然と何も言えなくなる
最近ずっとだ
愁平(俺がその痛みを埋めてやることはできないのか･･･？)
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作者名：まい | 作成日時：2018年11月29日 20時
