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楽屋を出てスタッフさんに、スタイリストさんの場所を聞く
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向かってる途中にふと思った･･･
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(野替愁平さんに、って･･･久しぶりに本名で呼ばれた。俺のこと知っててくれてる人なのかな？ってか、俺のことをそうやって呼ぶの、親か学生時代の友達かまゆか･･･あ。また思い出しちまった･･･そんなことあるわけねーのに笑)
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コンコン
？｢はーい｣
SWAY｢すみません。SWAYです。ちょっといいですか？｣
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ガチャ
スタッフ｢はい。何ですか？もしかして、衣装の不備とか･･･？｣
SWAY｢いえ。実はさっき俺の所に衣装届けてくれたスタイリストさんに用があって･･･｣
スタッフ｢わかりました。呼んできますね｣
SWAY｢お願いします｣
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しばらくして
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スタイリスト｢すみません。野替さん、おまたせしました。用って何ですか？｣
SWAY｢いえ実はさっき･･･って、どうして俺の本名･･･？｣
スタッフ｢知ってるに決まってます。ね、愁平。久しぶりだね･･･？｣
SWAY｢もしかして･･･まゆ･･･？｣
目の前の女性はこくんと小さく頷く
SWAY｢嘘だろ･･･こんなことって･･･｣
まゆ｢あの時は急にいなくなってごめんね｣
SWAY｢ホントだよ。何も言わず居なくなりやがって･･･｣
まゆ｢本当にごめん。でも、またこうして会えたから･･･わっ･･･｣
まゆの手を引いて抱き寄せる
まゆ｢愁平･･･？｣
SWAY｢ったく、俺がどんな思いだったと思ってんだよ･･･もう絶対勝手にいなくなんな ｣
まゆ｢うん･･･｣
SWAY｢つーか、もう絶対離さねぇ･･･｣
まゆ｢向こうでね、色んな経験した。楽しいことも辛いこともいっぱいあった。でも、今まで愁平のことを忘れたことは一度もなかったよ･･･？｣
愁平｢俺もだよ。お前のこと、1度も忘れたこと無かった...っていうか、忘れられなかった。ずっと･･･あった時からから、まゆが好きだ｣
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止まってた俺の冬、永遠に終わらないと思ってた冬が今、動き出す･･･
終わり
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作者名：まい | 作成日時：2018年11月29日 20時
