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冬2 ページ36

赤葦side






「...みかんはねー。

好きなんだけど、剥くのがめんどくさい。」







冬を満喫したいらしい彼女は

みかんを、皮を剥いてる途中のまま放置する。


さっきまでずっとみかんを食べていたようで

机の上には、剥いた皮がいくつかあった。





「......ほら。

......爪も、黄色くなるんだもん。」





そう言いながら、皮をゴミ箱に捨てに行く俺に

わざとらしく爪を見せる。







赤「......そうかな。

俺はどっちかというと、剥く方が好き。」







ゴミ箱に皮を捨てて、こたつに戻った俺に

Aは、キラキラした眼差しを向ける。




赤「......あー...Aの言いたいことは分かった。」




放置されていたみかんを手にとって

皮を剥いてあげると、嬉しそうに、それを受け取ろうとする。



伸ばされた手に、みかんを渡すふりをして






赤「......はい。

.............あーん...。」






と、Aの口元に持っていったら

一瞬ビックリしたような顔をして、すぐにニコニコしながらそれをパクリと食べた。






「......ふふふっ......。」



赤「........満足そうで、なにより。」







「...こたつと京治は、一緒にいちゃダメだね。

このままだと私、一生ここから出なくなっちゃいそうだもん。」







赤「......まあ、一緒にしちゃったのはAだけどね。

...俺の家は、あまりこたつ出さないし。」





「........っえ...!??」





あまりというか、ほとんど出さない。


エアコンつけてるし......。








「...でも、去年京治の家行ったら...こたつ出てた。」







赤「...まあ、Aが来る予定だったし。」







「......そ、そっか...。

......私もね、京治にこたつ入ってほしくて出したんだよ。」







赤「......やっぱり、俺をこたつと一緒にしたのは

.............Aだね。......嬉しいけど。」




「..........不可抗力なのです...。」

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SYUN香(プロフ) - 猫ラブさん» ありがとうございます((笑 (2016年12月14日 0時) (レス) id: 153f7df649 (このIDを非表示/違反報告)
猫ラブ - 赤葦いいいいい可愛すぎだろおおおおおおおおお (2016年6月2日 12時) (レス) id: 0d2a2844c5 (このIDを非表示/違反報告)
SYUN香(プロフ) - kikkaさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです♪( ´▽`)頑張らせていただきます(^-^) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 153f7df649 (このIDを非表示/違反報告)
SYUN香(プロフ) - イチゴ・オーレさん» 本当ですか!?それは、嬉しいです!コメントありがとうございます♪( ´▽`) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 153f7df649 (このIDを非表示/違反報告)
kikka(プロフ) - 赤葦君カッコいいです!!もともと好きでしたが大好きになりましたw更新頑張ってください!! (2016年3月23日 7時) (レス) id: 41a4157a3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SYUN香 | 作成日時:2015年11月26日 20時

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