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「夏翠、今日泊まる?」
「んー」
公式から発表があった数時間前、今日の夏翠は伏見宅にいた。今日は配信の予定もないが、アポなしで家に突撃するのはいつものことであり、伏見は何も驚くことはなかった。
2人で夕食を共にし、伏見は後片付け、夏翠は寝転んだまま、尻尾の先でテーブルの上にあるリモコンでチャンネルを操作していた。
「どうせだったら刀也さんも呼ぶ?」
「どっちでもいい」
「でも時間的に刀也さん配信かな。今日するって言ってたっけ」
「知らね」
ぶっきらぼうに返事をするのもいつもの夏翠。伏見は慣れたように相槌を。
その後も2人でぐだぐだと話しながら時間を過ごすと、突然夏翠の端末が鳴り響いた。
「お前3Dになるってマジ!?」
耳元で響いたハスキーボイス。3Dになる、と連絡するのを忘れていた葛葉が、公式にツイートを見て電話をかけてきたのだ。
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作者名:ヨッコラセ | 作成日時:2022年12月5日 20時