Angel of Death (ページ8)

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＞夏翠！？
＞久々やん！！
＞きちゃー－－－！！！！

次々に流れるコメント欄、同時刻に配信をしていたライバーも、急遽配信を中止し駆けつける者も多かった。

後輩のほうが多くなったとはいえ、夏翠の話をしらないライバーは少ないからだろう。

「…うあー、夏翠くんの配信ですが今いません」

コメント欄にそう剣持が言うと、コメント欄はさらに流れが早くなる。

しかし、後ろでガタガタと音が聞こえると、二人はそろって振り向いた。

「よいしょっと…。…よう、餌共」

＞か、夏翠～！！
＞待ってた！
＞餌です！

「コメント多すぎ、キモ」

「いや、言い過ぎでしょ」

「夏翠はそういう男だもんなぁ」

「あ～、外野がうるせぇ」

4年も配信をしていなかったとは思えないほど緩く始まった配信だったが、リスナーも何から聞けばよいのかわからず、ただ同じようなコメントが溢れていた。

カチ、と火をつける音がすればコメント欄は沸き、それにすら、夏翠は、うるせぇ、と言うのだ。

「ま、何話すか決めてないんだけど。…そうだ、何か知らないうちに後輩増えてたから見ていこうかな。俺今刀也とガクくらいしかわからねぇ」

「お前が配信しないからだろ」

「確かに、俺が悪い」

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