私の恋を返してください【吉良ヒロト】 (ページ6)

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まだ気付かないの？ページ6

風side
認めたら認めちゃったら隠すことも諦めそうだ

私は今、『今好きになる』と言う
Ｈoney Ｗor◯sさんの歌を聞いている。
歌詞が自分に合いすぎる…

２番の、～近くになって遠くになって少し変わってきっかけ知ってる仕方ないよね～が特に…

中学校に入学して近くになって…
不良になって学校来なくなって遠くなって…
見た目も性格も変わっちゃって…
きっかけは父さん…センパイのお父さんだって知ってる。

小学生の頃からモテモテだったけど中学生になってもっとモテ初めて…
ずーっと『好き』だけどそんなの偉くなんかなくて…人気なんて出なきゃいいのに…
そんな願い事をしてしまいます。

センパイ貴方は…なにを考えているんですか？

響side
クソっ…眼中にも入ってないってか…
でも…風が笑ってればそれでいいか…
笑っててほしい風が好きなのが
俺じゃなくても…
も、もしかしたら違うかもしれない…よしっ！

響「風！！お前吉良ヒロトが好きってホントか？」
風「えっ///ち、違うよ！あんな不良みたいな人が私の初恋なわけないじゃん！！」
響「そ、そうなのか？(ま、マジか！！ﾊﾟｧ)」
風「そうだよ～響そんな冗談信じてんの～？」
響「べ、別にっ！！」

風side
私は…何てことを…
でも、センパイはホントに私のタイプじゃないんだよな～
だって私のタイプは
・優しい
・頭がいい
・目の色は緑！！
つ・ま・り！！お兄ちゃんみたいな人！！
それなのにセンパイは
・不良
・すぐ怒る
・バカ
・目の色ピンク
・すっごいお金持ちで私が底だとしたらセンパイはスカイツリーのてっぺん…

なんてこった…

タツヤ「なぁ風…さっきの聞いちゃったんだけどアレホントは嘘でしょ？」
風「当たり前でしょ！！」
タツヤ「そう(響無念だな…可哀想)」

次の日

ヒロト「おーい！風～！！」
風「センパイ！？(マジか…朝から話しかけてもらえるだなんて…)」
ヒロト「タツヤ知らないか？」
風「えっと、多分玲名姉と一緒だと…」
ヒロト「そうか…じゃあな！」
風「あ、はい。」

お兄ちゃんかよっ！！

なんて思ってしまう中学１年基山風です。