【刀剣乱舞】ソノ槍、折ラレケム【男主】

29粒：楽しい ページ31

「それがキミの決断なんだね…」
「何をっ！！言っている！！！っ！」

トンボギリさんがそう言いつつ

僕に攻撃を仕掛ける。

それをひょいと避けた。

「ん…？これ一騎打ちじゃないのカナ？僕が観てきたのはモットサッと終わっタ気がしたケド…？」
「これはもう一対一と言った方が良いかもな」
「ウヒャ〜どじった！！ウヘヘへ笑」

楽しくなってきた。

自由ってだけでこんなにも

気分が高揚するなんて

僕が空を飛ぶ鳥になったら

高鳴りすぎた心臓が破裂するんだろうか？

昂ったココロのままに攻撃を仕掛ける。

砂が舞い、砂埃が立ち込める。

うんうん、決闘って感じだね。

「雑な攻撃だな」
「ウワー！当てれてないヒトに言われたくナイんだー！」

煽り煽られ、相手を揺さぶり揺さぶられ

そういうカケヒキ？？

それすら楽しくてじっとしてられなくなる。

トンボギリさんとジリジリと睨み合いつつ

間合いを測る。

それにしてもどこがいいのかなー！

僕の方が何億倍も美形だよー！

なんて！！僕は実体なんてないのにー！！

ふふふ

「ふっ！！」
「ヤダ！！！突きなんてダサいダサい〜！古代の戦法だよーー！！」

一気に懐まで潜り込んできた

トンボギリさんと、

その攻撃をサッと避けて

トンボギリさんの鳩尾に柄入れる僕。

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