【刀剣乱舞】ソノ槍、折ラレケム【男主】

22粒：ナマズオくん ページ24

「主…僕もう戻ります…」
「ん？そう？落ち着いた？」
「はい…迷惑掛けてすみませんでした」

そう言って障子を閉め、部屋を後にした。

主って奴は締め切りが近いから、

『僕』の異変には気づいてないミタァーイ。

ふふふ…

あっと…向こうから来るのは誰だっけ？

あーっと…

「Aさん！さっきの大声何だったんですかー！こっちまで聞こえましたよー！」

そうだ鯰尾藤四郎。

「兄様と口喧嘩になってしまって…」
「ふぅーん。で、誰です

中にいるの」

うーん…脇差に出会ったのが致命的だったかな。

「よく気づいたね〜！君が初めて！というか、あの男、主としてどうなんだろーね〜」
「そんなことは聞いてない。誰だお前は」

鯰尾くん、がこちらを睨みつけつつ

間合いを取る。その姿勢は殺意に満ちていた。

ひゃー！怖い怖い

「怖いなぁ〜〜！ボクはずぅっとずぅぅぅぅっと！Aと一緒に居たんだよ？…何だろうね。ボクは」

ボクは今、このナマズオって奴を

殺したりする気分ではなかった。

それよりもこの本丸の奴らに見せつけたかった。

ボクとAの愛のカタチを…

「Aさんを返せっ！！！」
「いやだよ〜ボクはAがお気に入りだもん。ずっと我慢してたんだからー」

チッと力強い舌打ち。

カワイイ顔が台無しだぞー！

「ネェ、ナマズオくん。皆を呼んでよ。そしたら逃したゲル」
「断る」

ふーん。残念。

「ふぅーん…まぁいいや」

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