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エピソード17 鬼道の決意 Part14 ページ15
審判「そろそろ始めませんか?」
試合当日｡俺たちはあいつを待つ｡
とは言え『あいつ』が誰かは俺と豪炎寺とお嬢と監督しか知らない｡
秋「すみません･･･もうちょっとだけ待ってください｡」
風「監督､いい加減にしてください!!」
響「いや､まだだ｡もう1人来る｡」
何が起こるか把握していないメンバーは不安でしかないだろう｡
染「もう1人もう1人って全員揃ってるじゃないですか｡
･･･っておい壁山は!?」
少「トイレです!!」
またかよ･･･｡
まあ壁山はいつものことだからいいけど｡
風「すぐ戻ってきます!!とにかく全員いますよ!!」
審判が重々しく言う｡
審判「いいですか｡大会規定によりあと3分以内にフィールドに出ないと試合放棄と見なされます｡」
それはヤバい｡
早く来いよ｡
みんながタイムリミットでおろおろする｡
楓「来なかったら俺が強制的に出ますよ｡」
響「ああ｡だが絶対に来る｡」
あと2分､あと1分と迫る時間｡
試合放棄は勘弁だ･･･!!
早く･･･!!
審判「あと30秒･･･!!」
秋「誰が来るんですか!?」
楓「･･･来たぜ｡出迎えてやろうじゃん･･･｡」
全「ええ･･･?」
俺の視線の先を辿る一同｡
そこには｡
全「ええええええええええええええええええ!?」
雷門中のユニフォームに身を包んだ鬼道の姿が･･･!!
楓「フッ･･･くそ遅いぜ､鬼道･･･!!」
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2018年11月3日 14時
