エピソード10 帝国のスパイ Part10 ページ10
冬海「ねぇ･･･土門君?」
全員が土門を振り返る｡
冬海「では､失礼します｡」
笑って悠々と退場する冬海｡
栗「そう言えば･･･帝国学園にいたって･･･｡」
染「そんなのありかよ!!」
ざわざわとなってやがて土門を批判する｡
楓「やめろ!!バカなことを言うな!!今まで一緒にサッカーやって来ただろ!?その仲間を信じられねぇのか!?俺は土門を信じる!!円堂だってそうだろ!?」
俺が叫ぶと円堂も強く頷くが染岡が叫んだ｡
染「そう言えば秋風､お前､帝国の奴と一時期接触してたよな?あれはなんなんだ!?」
楓「一人暮しだから､足の怪我が治るまでそいつに面倒を見てもらってただけだ｡雷門のことは精々どこが問題だったかとかそんな話しかしてない｡嘘だと思うならそいつに聞くといい!!」
俺と染岡が一触即発の状態になっていると円堂は言った｡
円「とにかく･･･秋風の言うとおり俺は土門を信じる｡な?」
円堂が土門に笑いかけると土門は首を横に振った｡
土「円堂･･･冬海の言うとおりだよ･･･｡
ごめんな･･･秋風･･･庇ってくれたのに･･･!!
わりい!!」
そう言って走り去る土門｡
円「土門!!」
楓「っ!!追いかける･･･!!」
俺が走り出そうとすると雷門が止める｡
夏「待って｡これを見なさい｡告発した手紙よ｡」
円堂がそれを覗き込む｡
円「これは･･･土門の字だ!!」
半「そんな･･･!!」
秋「土門君･･･!!」
それを聞いて俺は今度こそ土門を追いかける｡
楓「木野!!見つけたら連絡する!!あいつと話をできるのはお前しかいないから!!行って来る!!」
俺は答えを聞かず走った｡
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2018年6月4日 21時
