イナズマイレブン秋風楓の事件簿 Ⅴ (ページ38)

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エピソード11.5 Wind blowing up, a blunt heart.《吹き荒ぶ風､ざわめく心》Part14 ページ38

その後落ち着いた土門も風呂に入り雨も止んでいるため夕涼み｡

風「明日は地区大会決勝･･･!!帝国と試合だな!!」

楓「ああ､俺達の力､見せようぜ｡」

土「明日の朝練､張り切っちゃう?」

土門は腕捲りをするような動作で聞いてくる｡

楓「いや･･･『過ぎたるは及ばざるが如し』･･･｡やりすぎは結局やらないのと同じだと言う意味だ｡体力的な準備より精神的な準備の方が大事だろう｡」

すると風丸が笑う｡

風「お前･･･そんな難しいことわざがスルッと出てくるんだな｡」

楓「ん･･･あぁ･･･孤児院にことわざバカがいたもんでな･･･｡」

懐かしいよ･･･と俺は呟く｡

土「その孤児院には帰ってないのか?」

楓「あぁ･･･あそこを出てもう2年目だ｡ずっと会ってない｡連絡もほとんどとってない｡」

俺はあまりいい記憶を持っていない｡

それを表情で読み取ったのか孤児院のことはそれ以上聞いてこなかった｡

風「まあさ･･･頑張って試合に挑もう!!それで勝って全国へいくんだ!!」