エピソード10 帝国のスパイ Part1 ページ1
部活の時間｡
FF地区予選決勝に士気が高まる雷門イレブン｡
俺は1人鉄塔広場でたそがれていた｡
楓「･･･早く｡」
早く雷門イレブンを最強のイレブンにしなきゃ｡
さもなくば｡
楓「この世界は･･･｡」
消えてしまう
☆雷雷軒☆
みんなで雷雷軒のラーメンを食べることとなった｡
土門を除いては｡
土「わりぃ､俺先帰るわ｡」
大方この顔の時は帝国のスパイ絡みだ｡
楓「俺も｡今日は用事があるんだ｡」
そんなの真っ赤な嘘だけど｡
円「そうか｡また明日な｡」
俺達は軽く手を振り別れる｡
楓「俺んちこっちだから｡じゃあな｡」
また嘘を重ねる｡
土門が気を許して背中を向けたところを追跡スタート｡
と､あるビルの人目につかないところに入って電話を掛け出す｡
土「はい･･･えっ･･･?個人能力のデータですか･･･?は･･･はい･･･イナビカリ修練場での･･･はい･･･必ず･･･｡」
そう言って電話を切る｡
とぼとぼ歩く土門｡
前を見ず歩くもんだから信号も目に入らない｡
楓「土門!!」
秋「危ない!!」
びくりと顔をあげる土門｡
運転手「バカヤローっ!!ボーッと歩いてんじゃねぇよ!!」
そう言って走り去るトラック｡
俺たちは駆け寄る｡
楓「土門｡」
土「秋風･･･帰ったんじゃ･･･?」
とんちんかん!!
秋「もぉ･･･大丈夫?ぼんやりしちゃって｡」
楓「浮かねえ顔だな｡どうした｡」
はぁと息をついて土門が答えた｡
土「ちょっと考え事してたから･･･｡」
多分･･･このままでいいのかって考えてたんだろうけど｡
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2018年6月4日 21時
