表編5 ページ8
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RJ「A」
『ん？』
RJ「明日お前風呂掃除当番だけど、俺変わろうか？」
『え、なんで？』
RJ「いや、お前毎日病院通ってるから大変かなって」
『あー、そういうこと？全然大丈夫だよ？明日は早めに帰ってくるし』
RJ「そう？ならいいけど」
『心配してくれてありがとね』
RJ「ううん」
寝る前に、キッチンで水を飲んでたら
お風呂上がりのロンジュナが声をかけてくれた
意外と心配しがちなんだよね、ロンジュナって
でも、その後もその場から動かないで
私のことをじーっと見てくるから、なんか変な感じ
『………え、なに？ロンジュナも水飲む？』
RJ「いや、平気」
『？……、じゃあ、どうしたの？』
RJ「お前さ」
『うん？』
RJ「ちゃんと寝れてんの？」
『あー……』
事故にあってからなんだけど
マークさんに庇ってもらった後
マークさんが、そのまま帰らぬ人になってしまうっていう夢を見るんだけど
それで寝心地悪くて、寝れてないのがバレてるらしい
『まあ、ぼちぼち？』
RJ「………」
『こわ、そんな冷たい目で見ないでよ。そりゃ寝れてないけどさ』
RJ「だよな？初めからそう言えよ」
『ごめんって』
RJ「はぁ……。先部屋行ってて」
『え？』
RJ「一緒に寝てやるから」
『あ、うん。ありがとう』
ロンジュナと一緒に寝るのなんて小学生ぶりなんだけど
ほんと、今日はどうしたんだか
そんなことを思いながらその日は一緒のベッドで寝た
そして次の日も、放課後にマークさんの所へ行き
ドアをノックしたけど返事が聞こえなくて
そのまま病室に入ると、マークさんはベッドを倒してぐっすり眠っていた
眩しいかな、カーテン閉めてあげよう
そう思って、静かにカーテンを閉めて日を遮断すると
「A」て呼ばれたので振り向くと
マークさんが目を開けてこちらを向いていた
『起こしましたか？すみません』
MK「ううん、大丈夫。ねぇ、こっち来て」
『はい』
そしてベッドに近づくと
すぐ横の椅子に座るよう言われて、言われた通りに座ると
マークさんが私の手を取って、指を絡めてきた
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年2月29日 1時
