俺の方が愛してるよ (ページ7)

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表編4 ページ7

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MR「今日も病院行くの？」

『うん』

MR「大変だね。Aもたまには休みなよ」

『うん。ありがとう』

マリちゃんとそんな会話をして学校を出て

今日もマークさんの所へ行く

そして病院につくと、売店に見たことある人がいて

あー、今日マークさんのお見舞い来てるんだなって分かったから

ちょっと時間を潰していこうと思って

マークさんの病室の階の待合所で時間を潰してた

そしたら、マークさんのお友達4人がやってきて

私には気づいていないのか、1人の女性が

「マーク、早く彼女と別れないかな」て言ってるのが聞こえた

「マークもお前が好きなの気づかないのやばいよな」

「それね。マークも鈍感というか」

「てかほんとにマークいつ彼女できたの？」

「私、マークのこと見てたはずなのに全然気づかなかった」

「だよね？てか、マークって好きな人も居ないって感じだったよね？」

「それな？しかもあの子よりミンジュの方が全然可愛いのにね」

「俺もそう思うわ」

まあ、私もそれは思うよ

ミンジュさん？はマークさんのことが好きらしいけど

私なんかと比べ物にならない程可愛いもんね

しかもずっと好きだったのなら

私の事、邪魔に思っても仕方ないよな

そんなことを思いながら

そろそろマークさんの所に行こうかなって

立ち上がった瞬間に、廊下から歩いてきたジョンウさんと目が合ったけど

会釈だけして直ぐに横を通り過ぎた

『今日はお菓子がたくさんですね』

MK「さっきジョンウたちが来ててさ」

『そうなんですね。こっちに置きましょうか？』

MK「ありがとう」

『いえ。あ、頭の包帯取れたんですね』

MK「うん。傷塞がったらしい」

『そうなんですね。良かったです』

そんな話をしてたら

看護師さんが入ってきて、今から採血をするらしい

看護師「今日2本分取るんだけど、大丈夫？」

MK「あー、2本、取るんですか？」

看護師「そうなの。今日は検査項目が多めなんだよね」

看護師さんにそう言われると

「A、手貸して……」て少し不安そうにマークさんが言うので、手を差し出すと

その手を握られて、我慢するように目をつぶっていた

マークさん、注射怖いんだね。意外だなって

そんな新たな一面を知った日だった

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