俺の方が愛してるよ (ページ45)

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・（END）ページ45

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MK said

それで、サッカー部の子やクラスメイト

声をかけてくれた子たちなんかと写真を撮った後

ジョンウと母さんたちがいる場所に向かうと

Aがいたからびっくりした

「え！ちょっ、学校は！？」

『休んだよㅎ はいこれ。卒業おめでとう』

「え、くれるの？ありがとう」

そう言って、Aから花束を受け取ると

真ん中に手紙が入ってて、泣きそうな予感しかしないから

先にAとの写真を撮ってもらった

あ、でもジョンウとAが2人で撮る必要なかったよね？

そこだけめっちゃ気に食わなかったけど

それで、花束を母さんに託して手紙を読むと

卒業式では涙なんて微塵も出なかったくせに

Aの手紙では涙が止まらなかった

「っ、ありがとう……」

『ふふ、マークくん号泣だねㅎ』

「Aが感動させるからじゃん」

『気持ちが伝わったならよかったですㅎ』

そう言って、少し照れ笑いをするAに

また感情が込み上げてきて

大勢人がいようがギューって抱きつくと

背中に腕を回して受け止めてくれるから

まじで大好きだなー、なんて

馬鹿みたいにそれしか感情が出てこないから笑える

「ふっ、」

『え、なに？どうしたの？』

「いや、Aのこと大好きだなーって、今それしか感情出てこなくて、俺馬鹿だなってㅎ」

『ふっ、マークくんは馬鹿じゃないよ〜ㅎ』

「そうかな？馬鹿になってないといいけどㅎ」

『あ、でも、親バカならぬAバカ？なら受け付けますㅎ』

「結構俺Aバカだよ？覚悟しなねㅎ」

『ふふ、いつでも歓迎だよ。それから、マークくん』

「ん？」

そう呼ばれたので、少し体を離して顔を見れば

『私、マークくんのこと愛してるよ』

そう言って、下から背伸びをしてチュってキスされた

え、もうほんとになに？

なんでAってこんなに可愛いわけ？

まじで俺だけのものにできて良かった

じゃなきゃ今もストーカーしてただろうし

まあ、そんな裏事情は隠して

愛おしい気持ちだけをAにぶつけて俺からもキスした

俺だって愛してるよ

いや、俺の方がAの何倍も愛してるから

「俺の方が愛してるよ」

『ふふ、ありがとう』

「本気なんだけど？ㅎ」

『ふっ、わかったよㅎ』

Aに返す言葉は、きっとこれが正解だと思う

END

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