裏編11 ページ39
︎ ︎
MK said
「なんで愛してるって言ってくれないの？」
『は、恥ずかしいじゃん』
「俺はこんなに愛してるのに」
『わ、わかったよ。あ、愛してるよ……』
「ふふ、可愛い。俺も愛してるよ」
そんな風に思いを伝えあってから
Aの不安が少し減ったのか
以前よりも俺に対しての外での行動が大胆になった
Aは俺の隣を歩く時
ふとした時に不安そうに周りを見ることが何度かあった
「A？」
『ん？』
「どうしたの？」
『ううん。なんでもないよ』
前までは、この質問に答えないで
Aの心の中に隠しちゃってたから
その思いを知りたくて仕方なかったけど
『(手を繋ぎながら腕を絡める)』
「ふふ、どうしたの？」
『今あの人たちがマークくんに見惚れてたから』
「……それで威嚇してんの？」
『まあ、気休め程度だけど』
「もう〜、なにそれめっちゃ可愛いㅎ」
『あっ、もう。こ、ここでキスしないでよㅎ』
「えー、見せつけた方がいいんじゃないの？ㅎ」
『だめ。マークくんがキスする時すごくかっこいいから』
「ふっ、かっこいいからだめなの？ㅎ」
『うん。みんなマークくんを好きになっちゃうもん』
そんな嫉妬丸出しのAが可愛すぎて
俺だって、誰にも見せたくないんだけどなって
お互いにそう思ってるのが
愛し合ってるなって感じがして、すごく満たされるんだよね
でも、こんな楽しい時間に
たまに水を差される時もあるんだよ
HC「あっ、Aじゃん！」
『あ、ヘチャナたちか。なんだ知らない人かと思ってびっくりしたじゃん』
RJ「マークさんこんにちは」
「こんにちは」
HC「あ、えっと、Aの友達のヘチャンです」
JM「ジェミンです」
JN「ジェノです」
「Aの彼氏のマークです。よろしくね」
この3人とは初めて話したけど
ジェミンって子、なんか険悪な雰囲気だな
俺のことすっげー嫌そうだし
Aを好きなやつがまだ近くに隠れてたなんて
はぁ……、油断も隙もないね
だからわざと見せつけるように
頭を撫でたり頬を撫でたりすれば
もっと険悪なオーラを出してきやがった
なんだこいつ、ロンジュンよりタチ悪いな
︎ ︎ ︎ ︎
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年2月29日 1時
