裏編10 ページ37
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MK said
JW「え、この猫誰描いた？」
「あー、それ昨日Aが描いてたやつ」
JW「それをなんで筆箱に入れてんの？」
「え？Aがくれたから」
JW「お守り的な？」
「まあ、そんな感じ？」
JW「え、こわっ。普通にお前が怖いわㅎ」
「なんでだよㅎ」
JW「彼女のことずっとペットみたいにして持ち歩きたいんか？ㅎ」
「できることならね」
JW「うえー、キモすぎㅎ」
ジョンウは毎回こんな反応だけど
お前も好きな人出来たらわかるって
会えないと何してるかなって不安になるし
だからなんでもいいから離れてても持っておきたいじゃん？
JW「週3？4？いやわかんないけどそんくらいの頻度で会ってね？」
「うん。俺が連絡すれば来てくれるよ」
JW「なのに寂しいの？」
「うん。病院の時は毎日会ってたから」
JW「あー、まあ確かに。てかさ」
「うん」
JW「正確にはAちゃんに惚れたのっていつなの？」
あー、それは俺が小学2年生の時なんだけど
水色のイヤホンをしてブランコに乗ってるAを見て
この子はなんて可愛いんだろうって
幼いながらに思って一目惚れしたのが最初
そこから通学路が同じことや
隣の地区の小学校だと言うことを知って
登校の時間を合わせてみたり
下校の時に後をつけたりしてたら
Aが施設の子で、Aの周りを囲っている男子の1人が同じ施設のロンジュンで
その他は普通の友達っていうのを知った
そしてAが何気なしに言う
その男子たちへのかっこいいを聞いて
Aがかっこいいって言ってた服を買ってもらったり
桃の匂いが好きって言うのを知って
ずっと食べてれば桃の匂いになるかなって
そんな安易な考えで桃ばかり食べていた時期もあった
中学生になるとAが急激に大人びて
たまに通学路で盗撮したりして
Aの成長を勝手に見届けていた
それで、たまにだけどものすごく落ち込んでたり
下ばかり見て歩いてる時があって
すごく気になって心配してたんだけど
声をかける勇気はなかったから
ただひたすら、元気になりますようにって勝手に祈ってた
その分、ものすごく楽しそうな時とか
気分が良さそうなのを見ると
可愛いな、好きだなって想いが溢れちゃうから
あまり見すぎないように努力していた
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年2月29日 1時
