俺の方が愛してるよ (ページ34)

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裏編7 ＊表編12の裏編ページ34

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MK said

検査した日、来週には退院出来ると告られて

それをその日のうちにAには伝えたんだけど

今の俺はAが離れていかないかって

気が気じゃないから、退院なんて全然嬉しくなかった

その気持ちがバレていたのか、Aに

「嬉しく、ないの？」なんて聞かれてしまった

「んー、Aと毎日会えなくなるのが寂しいから」

『でも、リハビリの日は私も付き添うよ？』

「ありがとう。でも週3じゃん。毎日は会えなくなるから」

リハビリの日は来てくれるんだね

それも嬉しいけど、毎日じゃないじゃんって

勝手に不安になって落ち込んでたら

『じゃ、じゃあ私がマークくんが会いたいと思った時に、マークくんの家に行こうか？』

「え、ほんとに？」

『う、うん。迷惑じゃなければ、だけど』

「迷惑なわけないじゃん。嬉しいよ」

『ならよかった』

もう、好きすぎて苦しいよ

てか、俺の家に来てくれるってことでしょ？

なんか、夢みたいでニヤニヤしちゃいそう

だからそんな顔を見られないために

横からギューって抱きついて

Aと離れないようにもっとくっついた

『学校に行ったら、マークくん、みんなに沢山話しかけられそうだね』

「そうかな？Aがもし俺と同じ学校で同じクラスだったら話しかけてくれるの？」

『えー、私はそんな人気者に自分からは話しかけないよ』

まあ、Aは全部受け身って感じだもんね

ちょっと安心したかも

「俺、別に人気者じゃないしㅎ」

『人気者だよー。マークくんのお友達見てたらわかる』

「そういうAも、学校では人気者のくせに」

『え、私？いやいやそんなわけㅎ』

「ロンジュンくんがAはモテるって言ってた」

『そんなの絶対嘘だよㅎ』

Aのことを好きなやつが言ってるから確実だよ

Aがモテてるのに気づいてないだけで

今までは、学校ではロンジュンが守ってきたのかな

あー、またロンジュンかよ、想像しただけで嫉妬するわ

だから、「絶対浮気しないでね」て耳元で言うと

Aが不思議そうに俺を見てきたから

目が合った瞬間にキスすると

びっくりした顔をした後、恥ずかしいのか

俺に抱きついて、肩に顔を隠した

あー、可愛い。ほんと可愛くて困るわ

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