裏編4 ＊表編4の裏編 ページ30
︎ ︎ ︎
MK said
ジョンウたちが来たあと、他の4人が病室を出ていくと
ジョンウがベッドの横に座って
「なぁ、ミンジュのことどうすんの？」て聞いてきた
「ミンジュ？何の話？」
JW「………、わかった。スルーで行くのね」
「だって、ミンジュとどうこうなれるわけじゃないし」
JW「まあ、そりゃそうだけど。ちゃんと振っとかなきゃ面倒くさくない？大丈夫なの？」
「あー、それは一理あるな」
JW「だろ？まあそれはいいとして」
「うん」
JW「あの子さ、もしかして」
「なに？」
JW「いや、俺の勘違いならあれなんだけど」
「うん」
JW「マクがずっと、その、ストっ、いや、追いかけてた子だったりする？」
「ストーカー」て普通に言えばいいのに
自分がAのストーカーしてたのは自覚してるし
ジョンウだって知ってるじゃん
わざわざ「追いかけてた」て言い換えなくてもね？
「うん。俺がストーカーしてた子」
JW「スっ、や〜！俺が言い換えた意味ㅎ」
「別にジョンウだって知ってるからいいだろ」
JW「誰かが聞いてたらどうすんのさ」
「別に誰も聞かないよ。俺の話なんて興味ないだろ」
JW「はぁ……。まあそれで、俺の見立てだと」
「うん」
JW「こうなるように仕向けるために、わざと怪我までして助けたのかなって」
「うん。そうだよ」
JW「やっぱり！はぁ……。もうほんと、何してんの？」
「だって、死なれたら困るし」
JW「そりゃそうだけどさ。まじでお前が生きてたから良かったけど」
「あれくらいの飛ばされ方じゃ死なないよ」
JW「そこも計算済みなのが怖いんだけど」
そんなこと言われたってさ？
やっちゃったもんは仕方ないじゃんね
まあ、そんな話をした後
ジョンウは「また来るわ」て帰って行ったけど
それと入れ替わるようにAがやってきた
それでしばらく話してたら
採血の時間になって、今日は2本分抜くらしい
で、ここで思いついたのが
怖がるふりをしてAと初めて手を繋ぐことだった
だから、Aに手を繋いでもらって少し怖がるふりをすれば
その後もしばらく離さないでくれたから
このままずっと繋いでいたいなって思った
しかも、手が想像以上に小さくて
可愛いって叫びそうになったのと同時に
この子は俺が守ってあげなくちゃって
勝手に庇護欲も芽生えたよね
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年2月29日 1時
