俺の方が愛してるよ (ページ22)

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表編15 ページ22

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『サッカーの試合？』

MK「うん。興味ある？」

『ワールドカップくらいしか見たことないけど、マークくんがサッカーしてるのは見てみたい』

MK「ほんと？今週の土曜なんだけど、予定大丈夫？」

『うん。全然大丈夫だよ』

MK「1人だと心細いと思うから、俺の母さんと見に来て？」

『うん、わかった。楽しみにしてるね』

MK「ふふ、うん。でもあんまり期待しないでね」

そんな風に誘われて、マークくんのサッカーの試合を見に行くことになったんだけど

MK母「Aちゃん、果物の皮むくの上手だと思ってたけど、やっぱりお料理も上手なのね〜」

『ありがとうございます。でも、普通ですよㅎ』

MK母「上手よ？これじゃあマーク、お昼食べたらずっとAちゃんから離れなさそうねㅎ」

『それも可愛いですねㅎ』

MK母「もう〜。Aちゃんもマークのこと甘やかしてばっかじゃだめよ？ㅎ」

『ふふ、わかりましたㅎ』

朝の9:00にマークくんの家に行って

マークくんのお母さんと一緒にお弁当を作って

10:30くらいに会場のベンチに着席した

試合は11:00からでお互いアップしてる段階？なのかな？

そしてコート外では下級生やマネージャーの人たちが働いてて

ミンジュさんたちも真剣な顔をしていた

そしてコート内では、1番最初にマークくんを見つけて

ジョンウくんとパスを出し合って練習をしてるみたいだった

そんな練習風景を見て、「かっこいいな」て心の中で呟いてたつもりだったけど

「ふふ、マークに惚れ直したのねㅎ」てお母さんに笑われたので

全部心の声が漏れていたんだろう。恥ずかしい

それで試合前になると給水が入って

各々の過ごし方をしてるようだが

あんまり邪魔しないようにしようって

マークくんのことをガッツリ見ないで他の高校の方も見てたんだけど

ふとマークくんのお母さんに、肩をポンポンって叩かれたので

振り向いてお母さんが言う方向に視線を移せば

バチッとマークくんと目が合った

そしてしばらく目を合わせてたら

マークくんから手を振ってくれたので、同じように振り返すと

「見ててね」て口パクで伝えてきたから

頷いて「頑張れ」て意味を込めてガッツポーズをしておいた

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