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MK「あー、リハビリしたらまたできるようになるよ」
『……本当に、ごめんなさい』
MK「だからー、Aのせいじゃないからね？」
『でも、私があそこから動かなかったから』
MK「あんな状況じゃ誰でも身体動かないって」
『そう、ですかね』
MK「当たり前でしょ？怖くて無理に決まってるよ」
そんな風に励ましてくれて
この人、本当に心が綺麗だなって改めて感じた
『あの、おこがましいかもなんですけど』
MK「ん？」
『何か、お手伝いできることとか、やって欲しいこととか、そういうのがあれば私が引き受けます』
MK「………、なんでもいいの？」
『はい。あ、でも、私ができる範囲内であれば、ですけど』
あまりの罪悪感でそんな突拍子もないことを言ってしまったが
マークさんは意外にもこの話に食いついて来た
MK「じゃあさ」
『はい』
MK「俺と付き合ってくれない？」
え、あの、何言ってるんですか……？
てか、私なんかと付き合ってなんのメリットが？
この人、頭打ってちょっとネジおかしくなったのかも
『え、私なんかと付き合って、なんのメリットがあるんですか？』
MK「んー、俺が入院してる間の話し相手とか、リハビリのサポート役とか、色々あるよ？」
『それは別に付き合わなくてもやりますよ』
MK「彼女じゃない人に俺のリハビリ姿とか見られたくないもん」
『あ、そうなんですか？』
MK「うん。Aだって、俺と付き合ったら罪悪感少しは無くなるでしょ？」
『あー、なるほど。そういうことなら』
MK「じゃあ今からAは俺の彼女ね？」
『わかりました。精一杯努めます』
なるほど、私の罪悪感を考慮した提案だったとは
マークさんはどこまでも優しい人なんだな
そう思いながら、マークさんとのお付き合いをスタートさせた
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2024年2月29日 1時
