俺の方が愛してるよ (ページ14)

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表編9 ページ14

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RJ「お前腕の内側怪我してるぞ」

『え？あ、ほんとだ』

RJ「はぁ……。なんで気づかないんだか」

『ね？多分下の子たちと遊んでて紙で切ったんだと思う』

RJ「折り紙？にしては深くね」

『画用紙で遊んでたの』

RJ「あー、なるほどね」

そう言いながら直ぐに絆創膏を持ってきて

無言で貼ってくれる所に、ロンジュナの優しさを感じる

そしてそんな傷があること寝たら忘れてたんだけど

マークさんの病室で、花の水を変えようとして腕まくりをした時

「それどうしたの？」てマークさん言われて思い出した

『ああ。これ画用紙で切ったみたいで』

MK「画用紙？」

『はい。施設の小さい子たちと遊んでて、その時だと思います』

MK「そうなんだ。痛くない？大丈夫？」

『はい。大丈夫ですよ』

そう答えると、その傷部分を優しく撫でてきて

「誰かに貼ってもらったの？」て聞かれた

『はい。ロンジュナが貼ってくれました』

MK「そっか。ロンジュンくん、優しいんだね」

『そうですね。いつもはツンツンしてますけどね』

MK「そうなんだ。あ、今度そのロンジュンくん？連れて来てよ。俺も話してみたい」

『いいですよ。誘ってみますね』

そう言って、病室を出て花の水を変えて戻ると

マークさんが手で腕を支えながら痛がっていて

直ぐに花を置いて駆け寄った

『マークさん！大丈夫ですか？ナースコールしますか？』

MK「いやっ、ナースコールは大丈夫。ベッドに腕ぶつけただけだから」

『あ、なんだ、良かったです。でも大丈夫ですか？』

MK「大丈夫大丈夫。腕がジーンってしてるだけだから」

『どこぶつけたんですか？』

MK「ここ」

『あー、赤くなってますね』

そう言って、痛そうだなって思いながらマークさんの腕をさすったら

なんだか視線を感じて顔を上げると

マークさんにじーっと見られていてびっくりした

『どうしました？』

MK「あ、いや、ありがとね」

『？……、はい。アザにならないといいですね』

MK「うん。Aが撫でてくれたから大丈夫だよ」

『ふっ、私にそんな力ないですよ？ㅎ』

MK「あるって。俺には効くからㅎ」

そんな話をしたからなのか

3日後に見た時は本当にあとも残ってなくて

「ね？言ったじゃん？」てマークさんは得意げな顔をしてた

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