俺の方が愛してるよ (ページ13)

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表編8 ページ13

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MR「げ、」

『どうしたの？』

MR「テスト週間に入ったわ」

『あー、中間か』

そんな話をして、テスト週間なら勉強しなきゃだし

マークさんの所へ行くのはやめとこうかなって

そう思ってその旨をメッセージで伝えると

「もし勉強で困ってるなら、俺が教えるよ」て返ってきて

迷惑じゃないなら頼ってみる？て

そんな感じで、結局テスト週間も病院に行くことにした

MK「Aっていつもどのくらいなの？」

『300人中150位とかで本当に中間で、可もなく不可もなくって感じです』

MK「でも中間ならすごくない？」

『いやー、どうなんですかね？私と同じ施設の子は学年で3位とかなんで、いつも呆れられるんですけど』

MK「あー、ロンジュンくん、だっけ？」

『はい。その周りもみんな頭いいのに、私だけいつもできないんですよね』

MK「そんなことないと思うんだけどな」

そんな風に励ましてくれるのはマークさんだけだよ

やっぱり心が綺麗だなって、そんなことを思った

『あの、ここって』

MK「おお、ここまで絞れたんだね。じゃあAはどっちだと思う？」

『is……かなって』

MK「うん、正解。できんじゃん」

『マークさんが教えるの上手いからㅎ』

MK「えー、Aの実力だよㅎ」

そんな風に教えてもらってたら

あっという間に時間が過ぎてしまい

キリがいい所で勉強は終わりにした

MK「1人でやってる時、わからなかったら遠慮なく連絡してね」

『はい。ありがとうございます』

MK「てか、Aって家だとどうやって過ごしてるの？」

『あー、だいたいは1人で音楽聴いてたり動画見たりしてるんですけど、たまに暇になったロンジュナが私の部屋に来たりします』

MK「へ〜、2人で何してるの？」

『んー、映画見たりお菓子食べたりですかね？』

MK「そうなんだ。なんか、いいな、楽しそう」

そう言うマークさんの表情が、なんだか悲しそうに見えて

私が簡単に過ごせるそんな些細な時間も

今のマークさんはできなくて、私がそうさせたんだって

また罪悪感が押し寄せてきたから

立ち上がってマークさんの頭を撫でると

少し見つめてから、ゆっくりと私の腰に腕を回して

胸に頭を預けてギューッと抱きしめてきたので

そのままマークさんの頭を撫で続けた

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