俺の方が愛してるよ (ページ11)

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表編7 ページ11

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RJ「……、香水変えた？」

『あー、今日は香水じゃなくてハンドクリーム』

RJ「へー、いい匂いだな」

『だよね。ロンジュナも使う？』

RJ「あ、うん」

マークさんにもらったハンドクリームを

ロンジュナの手に少し出してあげれば

「めっちゃいい匂い」てなんだか上機嫌で学校まで歩いてた

それで下駄箱につくと、ロンジュナがヘチャナに絡まれてて

「ロンジュナ、めっちゃいい匂いする」て

狙われてたのを心の中で笑いながら教室へ向かった

そして放課後はいつも通り、マークさんの所へ向かって

病室に入ろうとしたら、中からジョンウさんとマークさんのお友達の声が聞こえたから

待合所に戻ろうとしたら、小さな男の子に声をかけられた

男の子「ヌナも病気なの？」

『ううん。私はお見舞いに来てるんだ』

男の子「そうなんだ！」

そしてそこから男の子の

「今日ね、お友達と遊んだんだけどね」てそんな話が始まったから

マークさんの病室のすぐ横の長椅子に座ってお話してたら

「あれ？Aちゃんじゃん」てジョンウさんに声をかけられたことで

ジョンウさんが病室から出てきたことに気づいた

『あ、こんにちは』

JW「こんにちは。えっと、その子は？」

『あー、えっと』

看護師「あ！いたいた！もう〜。1人でどっか行かないの」

男の子「ヌナといたから1人じゃないもん」

看護師「じゃあヌナにありがとうって言ってバイバイして〜」

男の子「うん！ヌナまたね！またお話しようね！」

『うん。またね』

そう言って看護師さんに連れていかれるのを見届けて

「あー、病院の子か」てジョンウさんは自己完結してた

JW「売店一緒に行かない？」

『あ、はい』

JW「そんな堅苦しくしないでよ〜。俺にはタメでいいよ？」

『え、でも』

JW「1つしか変わらないなら同じようなものでしょ？」

そんなジョンウさんに負けて

「ジョンウくん」呼びに変わって、タメ語になった

JW「ここの売店種類多くて迷うんだよね」

『あー、まあ確かに。飲み物も沢山あるし』

JW「何飲む？奢ってあげる」

『え、ありがとう。じゃあ、これにする』

JW「ふっ、そのチョイスはお子ちゃまだね」

そんな風に少しバカにされたけど

ジョンウくんは別に気に触る雰囲気じゃないのが不思議だった

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