彼との決着 ページ10
︎ ︎
『あ、発見。お迎えありがとう』
HC「いいえー。俺はお前と決着つけなきゃだから」
『あ、あああれか』
HC「まさか忘れてっ………、なあ」
『ん？』
HC「お前誰かに抱きしめられた？」
急に各芯をついた発言をしてくるから
隠そうにも隠せなくて黙ってしまった
HC「あ"ー、黙んなよ。それはもう肯定してんだろーが」
『ごめん』
HC「相手は？」
『……ロンジュナ』
HC「ﾁｯ、絵描かないでイチャイチャしてんじゃねーよ」
『その、ロンジュナにも事情があってさ』
HC「その事情とやらには興味は無い」
『あー、そうだね』
もうちょい過程に興味持って欲しいけど、その出来事だけですぐ機嫌損ねるのをやめてとは言えない
だって、ドンヒョガたちのこと大切だし、3人が私にとっては1番だからさ
『ドンヒョガ』
HC「なに」
『大好きだよ』
HC「っ、俺だって大好きだよ。今言うなよ」
『だってドンヒョガ怒ってるし』
HC「そりゃイラつくだろ俺らのAに簡単に触られたら」
『でもこうやって手繋げるのはドンヒョガたち3人だけだよ？』
HC「………じゃなきゃ許さねぇーし」
私から手を繋ぐのが珍しいからか効果抜群らしい
ちょっと照れながら握り返してくれるんだもん
ドンヒョガも可愛いよね
HC「なあ」
『ん？』
HC「今ここでキスしてって言ったらできる？」
『うん。いいよ』
駅の近くの横断歩道で、大勢の人がいる中で試されてるようだ
だからできるよ？て私からドンヒョガに顔を近づければ
HC「え、ちょっ、たんま」
『なに？』
HC「人多すぎだし、度胸ありすぎ」
『ドンヒョガがしてって言ったじゃん』
HC「Aの気持ちはわかったから大丈夫」
『じゃあキスはしなくていいのね』
HC「………それはお前の家でする」
『ふふ、するのね』
HC「まだ決着つけてないからな」
そう言って、私の手をドンヒョガの口元まで持っていくと
そのまま手にキスをして元の位置に戻した
HC「今はこれで我慢する」
『ふふ、可愛い』
HC「俺の事可愛いっていうの本当にお前ら3人だけだぞ？」
『私たちだけが知ってればいいでしょ』
そう答えると、「まあ、そうだなㅎ」て少し笑ってた
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年12月13日 23時
