愛執と偏愛は隣り合わせ (ページ8)

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お友達への慰めページ8

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RJ「A」

『ん？』

RJ「あのさ、今日放課後時間ある？」

『うん。美術室でいい？』

RJ「うん。ありがとう」

『いいえ〜』

そんな会話をしてスマホに目線を戻すと

4人のグループにソミからのメッセージが入っていた

ソミ今日パフェ食べに行きたい!
ドンヒョクいいけど、それで夕飯食べれんの?
ソミ食べれまーす😙
ジェノじゃあ行こうか
ソミA見てるよね?
なんで返信してくれないのー!😭
Aごめん!
今日予定あるから3人で食べてきて
ソミえー!そうなの?
ドンヒョク何があんの?
Aロンジュナに自画像のモデル頼まれて
ドンヒョクあいつがAを描くってこと?
Aそう
だから今日はごめんね
ソミじゃあAに写真だけ送る……
ジェノ帰り遅くなるなら連絡してね
迎えに行くから
A大丈夫だよ?
そのまま1人で帰れるよ〜!
ドンヒョク大丈夫じゃない。駅まで迎えに行くから
ちゃんと連絡しろ
Aわかった!
ありがとう

そんなやり取りを終えてスマホを閉じると

ジェミナがこっちにスマホを向けてたから目を見開いた

『今撮ってたの？すっごい静かでわかんなかったんだけどㅎ』

JM「なんか横顔？ロンジュナが素材撮っといてって」

『あー、それね』

JM「これめっちゃ顎のライン綺麗」

『シャドーでどうにかなってんだよ』

JM「そもそもAの顔が小さいのもあるよね」

『そんなことないんだけど？』

そう、黙々と頼まれた仕事をこなすジェミナを見て

無表情で「顎のラインが……」とか言ってるから面白くて笑っちゃったじゃん

JM「何笑ってんの」

『いや、顎のラインをそんな無表情で語らないでよㅎ』

JM「写真部なんでㅎ」

『あ、そうだったわㅎ』

JM「俺も今度撮らせてね」

『いつでもどうぞ？その代わりクッキーと引き換えでㅎ』

JM「あ、そんな安い感じで撮らせてくれんのね」

『はい？手作りは安くありませーんㅎ』

JM「俺のお菓子にそこまで価値ないよㅎ」

『私にはあるのーㅎ』

そう言い張れば、「あ、そう……ㅎ」てちょっと照れてた

ジェミナも可愛い所があるよね

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