愛執と偏愛は隣り合わせ (ページ42)

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『てかさ、みんなは支度しなくていいの？』

SM「私たちもう荷物移し終えてるから、あとAだけだよ？」

『え、そうなの？』

SM「うん！私の隣はAの部屋だよ〜」

『ふふ、そうなの？』

SM「うん！大学生になったら、4人だけで住んでみたかったの！だから今日が楽しみだったんだ〜」

私はその話、全く聞いてなかったけど、このソミの喜びようを見たら何も言えないよね

この時もまた、これからも一緒なんだなって合格発表の時のような他人事みたいな気持ちになった

ドンヒョガのお父さんが運転してくれる車にダンボールを積んで、その引越し先まで行くと

結構大きなマンションが出てきて、びっくりした

HC「Aとソミは絶対重いの持つなよ？」

SM「はーい」

『いや、私の荷物だし持つよ』

HC「怪我された後の俺とジェノの気持ちを考えてくれる？」

『………軽いの運びます』

HC「最初からそうしてくれるかなAちゃん、ん？」

『はーい』

そして全ての荷物を運び終えた後、ソミの隣で1番玄関に近い私の部屋に行くと、既に家具が用意されていて感心しかない

『ベッドとかチェスト揃えてくれたの？』

JN「ソミのセンスだよ」

『ソミヤ、可愛くしてくれてありがとう』

SM「いいえ〜！Aはこういうの好きだもんね！」

『うん。さすがソミ、センスあるね』

SM「そんな褒めないでよ〜」

そんな会話をしながらみんなで私の荷解きを手伝ってくれて

終わったのが夜の19:00過ぎだったと思う

HC「あ、ここでのルール？的なのをAに教えてなかったわ」

『ルール？』

HC「うん。1つ目は人を連れ込まないこと」

SM「2つ目は、遅くなる場合と夕飯がいらない場合は必ず連絡すること！」

JN「あ、この流れ的に俺が言うの？ㅎ」

HC「そうだろーよㅎ」

JN「あ、じゃあ3つ目は、家事とかは当番制でやること」

HC「当番制だからな？じゃなきゃお前毎日やるだろ」

『やっちゃだめなの？』

HC「そういう訳じゃないけどさ、Aが負担じゃん」

『そう？好きな人のためなら平気だよ』

そう言うと、3人が驚いた表情をして固まった

HC「………俺、今感動してる」

JN「ㅎㅎ」

SM「私も大好きだよA〜！」

そんな大袈裟だなって思うけど、この3人にとっては1番重要なことなんだよね

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