流されるままに ページ41
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3月の始め、4人で一緒に大学の合格発表を見に行って、合格してるのを確認するとソミなんて泣いて喜んでた
それを横目に、またこれからも一緒なんだなって少し他人事のように思ってたら「A？」てジェノに呼ばれて我に返った
『ん？』
JN「嬉しくないの？」
『嬉しいよ。なんか、ソミ頑張ったなって思って』
JN「ふふ、そうだよね」
本当は違うことを考えてたけど、口に出したら3人を不安にさせそうだから違うことで話を逸らした
そんな流されるような気持ちで卒業式を迎えて
色んな子と写真を撮って、ジェミナとロンジュナとは大学が同じだからまた宜しくねなんて話して
ユアは離れちゃうけど、頻繁に遊ぼうねって約束して
ヤンヤンとは昨日、大学近いから会おうねって話したんだよね
その次の日、自分のベッドでスマホを見てたら、玄関を開ける音と階段を登る音が聞こえたから部屋のドアに視線を移すと
HC「はーい、Aちゃん支度してー」
『どっか行くの？』
HC「お前まじで叔母さんから何も聞いてないの？」
『え、うん』
HC「あっそう。まあいいや。14:00に父さんが車回してくれるからそれまでに引越す準備して」
『え、引越すの？』
HC「うん。大学に近い所。俺も手伝う。後でソミとジェノも来るよ」
お母さんから何も聞いてないんだけどな
ほんと、あの人私に興味無いな、なんて思いながらとりあえず荷物をまとめ始めた
HC「俺この下着見たことないんだけど」
『あー、ユアと一緒に買ったやつ』
HC「何隠し持ってんだよ。しかもこれはジェノ好みじゃねぇーかよ」
『ドンヒョガはその袋の中の方が好みかも』
HC「これ？………うわ、お前これはやばい」
『やばいの？』
HC「やばいくらい似合うだろこれ」
『そう？』
HC「つけた日絶対教えて」
『わかったからㅎ』
そんな話をしながら荷物をまとめるもんだから
ジェノとソミが来てもこの子達も「これ自分で買った？もらったの？」て
見覚えないものは全部聞いてくるから全然進まなかったよ
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年12月13日 23時
