美術部のお友達 ページ5
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一限の休み時間、朝下駄箱に入ってた手紙を持ってトイレに入ると
全然知らない名前の人で、しかも3年生らしい
そりゃ見たことないしわかんないよなって感じだけど
私のことなんていつ知ったんだろうっていうそっちの疑問の方が強い
読み終わって教室に戻ると、ジェミナと女の子がお話してたから邪魔しないようにと思ってベランダに出て黄昏ていると
「ねぇ、」て話しかけられた
『ん？ロンジュナどうしたの？』
RJ「明日の放課後委員会あるって」
『あ、そうなの？教えてくれてありがとね』
RJ「うん」
『………なに、なんか他にあるんでしょ』
RJ「あのさ」
『うん』
RJ「描かせてくんない？」
『何を？』
RJ「Aの横顔」
また突拍子も無いことを言い出したと思えば
自画像のモデルだって？まあいいんだけどさ
あ、それでこの子は美術部所属の同じクラスで同じ放送委員のファン・ロンジュンさんね
『全然いいけど。綺麗に描いてね〜』
RJ「え、ほんとにいいの？」
『え、うん。え、ダメなの？』
RJ「いや、あっさりすぎて」
『あ、じゃあ悩むパターンもやっとく？』
RJ「お前はなんでそう言う頭になるんだよㅎ」
『だってロンジュナが驚いてたからㅎ』
RJ「はぁ……。とにかく描かせてくれんならありがとう」
『もちろん！私帰宅部だから大丈夫だよー』
RJ「そうだっけ？」
『ロンジュンさん、私に興味なさすぎません？ㅎ』
RJ「いや、そんなことないけど」
『あ、そうですか？ならいいんですけどーㅎ』
そうやってタジタジするロンジュナは面白い
だからこうやって予想外の答えとかを言いたくなるんだけど、私って意地悪かな
『あ、てかどうなったのあれは』
RJ「あ、いや返事待ち」
『あら。一昨日だよね？告白したの』
RJ「そうなんだけどさー。ヌナ悩んでんのかな……」
そしてこの子は絶賛恋にお悩み中でね
一昨日やっと告白したばっかりなんだけど返事待ちらしい
『いい返事を期待してるよ』
RJ「それは俺がな？なんでAが期待すんだよㅎ」
『えー、いっぱい期待してた方が良くなりそうだし？ㅎ』
RJ「まじなんでこれで頭いいのかさっぱりなんだけど」
『あ、いてっㅎ』
そう言ってロンジュナに人差し指で頭をつつかれるから
その痛みを大袈裟に反応してやった
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年12月13日 23時
