・（HC） ページ37
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HC said
委員会の仕事をしていたら、珍しくAが保健室に来たから心配したけど、体調不良はその隣のユアちゃんだったらしい
『ジョンウオッパに自分で連絡できる？それとも私の方から連絡入れようか？』
YA「Aから連絡してもらってもいい？」
『もちろん。先生にも伝えとくからジョンウオッパ来るまで寝てなね』
ユアちゃんをベッドに寝かせてからの会話が引っかかってさ
ユアちゃんのオッパになんでAが連絡すんだよ、とか
なんでAまでオッパ呼びなんだよ、とか
なんで連絡先知ってんの？とか
まあ、今回は仕方ないけど、それでも朝から胸糞悪いわけ
で、流れるようにユアちゃんの帰りの準備をするAを横目に俺も自分の仕事を終わらせて
先生たちに報告しに保健室を出たAを見届けて、帰ってくるまでは待ってるかって
そのままソファーに腰を下ろしたら、ユアちゃんに話しかけられた
YA「あのさ」
「俺？」
YA「ドンヒョクくん以外いないでしょ」
「ああ、そうだね」
YA「やっぱり、Aはドンヒョクくん達の手からは離してくれないの？」
Aと仲良くしてるから、俺らの関係性とかに興味無いのかと思ってたら
案外ユアちゃんも普通の子だったみたいだね
「なんで手放さないといけないの？」
YA「たくさんの出会いがあっても、そこから進めないでしょ？」
「なんでAが俺ら以外のやつの所に行くのを許さなきゃいけないのかがわからないんだけど」
YA「だって、Aが何かを諦める理由はいつもドンヒョクくんたちなんだよ」
「へー。そうなんだ」
YA「むしろそれが嬉しいのかな、ドンヒョクくん達にとっては」
「もちろん。Aが俺らのために行動してくれてるって優越感はあるよ」
YA「そう。じゃあオッパには諦めなって言っとくね」
結構言うんだなって思ってたら、まさかのそれかよ
ユアちゃんのオッパがAのこと好きってパターンね
あー、だる、だからあの人たらしから目を離すと困るんだよ
「Aはね、人たらしなの」
YA「人たらし？」
「うん。相手を惹き付ける天才だから」
YA「ああ、確かにそうだね」
「だから、勘違いしないでねって、そのジョンウオッパに言っといて」
そう言うと、「オッパ可哀想ㅎ」て少し笑ってたよ
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年12月13日 23時
