愛執と偏愛は隣り合わせ (ページ34)

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拒絶反応ページ34

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放課後、ソミとジェノが委員会があって、ドンヒョクは女の子に呼び出されたらしくて

それを待ちながらベランダでぼーっとしてたら

随分と早歩きの人がいるなって、その足音が聞こえて振り向けば、何故か焦ってるようなドンヒョガがいて

私の隣に止まった瞬間に腕を引き寄せられてキスをされた

『え、なに、どうした？』

HC「Aとソミ以外の女の子にキスされた。最悪気持ち悪い」

『告白された時？』

HC「うん。不意打ちすぎて避けられなかった」

そう、結構落ち込んでいるドンヒョガに

大丈夫だよって気持ちを込めて私から１回キスをしてあげると

「もっとして……」て珍しく甘えてくるからびっくりした

そんなに他を拒絶するほど、私たちのことが好きなんだね

いつも強がりなドンヒョガだから、こんな状態なのが珍しくて動画に収めておきたいくらいだよ

でも、そんなことはできないので

キスに応えながら傷を癒すことだけに集中した

『大丈夫？』

HC「なんとかな」

『後でソミとジェノにも助けてもらいな』

HC「うん。そうする……」

そう言いながら、私の肩に頭を預けて抱きしめてくるから

その頭を撫でてあげて、ドンヒョガの機嫌取りをした

ドンヒョガって、ジェノよりも女子からのスキンシップは平気そうなのに、やっぱりキスまで行くとだめなのかな？

そう思って聞いてみると

HC「俺、別に平気なわけじゃねぇーよ」

『そうなの？』

HC「ただ、あまりにも拒絶すると印象悪いかなって」

『ほんとは触られるの苦手なんだね』

HC「苦手ってか、あまりにも意図的だと寒気する」

『知らなかったな。今までたくさん頑張ってたんだね』

HC「うん。偉いでしょ？」

『うんうん。偉いね』

そう言ってあげれば、「ㅎㅎ」て笑ってさっきよりもギューってしてくるから

今日のドンヒョガは弟みたいで可愛いなって思った

そして、教室の席でも私の肩によりかかって来て

その状態でジェノとソミが来るまで待ってたんだけど

2人が来ると「あ、おかえりー」て

その状態のまま手を広げて「ハグしてー」てやるから

ソミとジェノは愛おしそうな顔で、今限定で甘えん坊なドンヒョガを抱きしめて、ちゃんとキスまでしていた

これでドンヒョガの傷が癒えればいいけどね

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