愛執と偏愛は隣り合わせ (ページ29)

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お友達のお兄ちゃんページ29

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高校3年生になり、また3人は同じクラスで私だけ離れる羽目になり

今回はジェミナもロンジュナも3人と同じらしい

それでぼっち確定だなって思ってたら案外平気なもんだな

『ユア〜、おはよう〜』

YA「おはよー！今日も美人で眩しいわね」

『だから真顔で言わないでってㅎ』

YA「しょーじき日光より眩しいわよ」

『それめっちゃ迷惑じゃんㅎ』

YA「確かにㅎ」

『やー、やめて悲しいからㅎ』

始業式の日に隣の席で仲良くなったキム・ユアさん

ギャルだけど落ちついてるから波長も合うし楽なんだ

それでめちゃくちゃ褒めてくれる、私のことも3人のことも

ユアは正直私よりソミがタイプらしいけどね

可愛くて綺麗な子が好きなんだってさ

『え、なにㅎ』

YA「いつも思ってたんだけど、ヘアオイル何使ってるの？」

『ああ、これ』

YA「いや、高っ！そりゃいい匂いだし髪ツルツルだわな」

『でも、この小さいサイズなら普通の値段だよ？』

YA「お、まじ？あ、ほんとだ。これ買うわ」

『そしたらお揃いだねㅎ』

YA「いい響きだわ」

『そりゃよかったよㅎ』

私がこうやって聞かれて教える時もあれば、私が気になって聞く時もあるんだけど

この前はユアが使ってたハンドクリームがいい匂いで教えて貰って買ったんだよね

それでソミも欲しいって言ったから同じの買ってさ、ソミも使ってるよってユアに教えたらニヤニヤしてたよ

YA「あ、そうだ。今日家(うち)来てよ」

『いいよ〜。次は何の消費ですか？』

YA「じゃなくて、オッパがAに会いたいんだって」

『なんで？』

YA「お話してみたいんだってさ」

『そうなの？なんか緊張するんだけどㅎ』

YA「へーきへーきㅎ」

そんな約束をして3人にメッセージを送ると……

A今日放課後ユアの家寄ってくから先帰ってて!
ソミ今日は何食べるの?
Aなんか今日は消費じゃなくて
ユアのお兄さんに会って欲しいって
ドンヒョクは?会って欲しいって!?
Aうん
ドンヒョク友達になるならまだしも
それ以上はなしだからな?
Aわかった

ジェノは考えながら返信するから

ソミとドンヒョガのスピードについて行けなくて相変わらず既読だけらしい

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