愛執と偏愛は隣り合わせ (ページ28)

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怖い夢ページ28

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深夜の2:30過ぎ

明日が休みだから夜更かしをした後で

もう少しで寝ちゃいそうって時に、ゆっくりと部屋のドアが開いて誰かが私が寝ているベッドに入ってきた

とは言っても来る人なんて限られてる

『ん、………ジェノ？』

JN「うん」

『怖い夢でも見たの？』

JN「うん」

そう言って、私を抱きしめてジェノの腕の中に収められる

ジェノはたまに怖い夢を見ると、深夜だろうが関係なくこうやって家に来て私のベッドに入ってくるんだ

私の所に来たってことは、わたしに関する怖い夢を見た時で

ドンヒョガに関する怖い夢だったらドンヒョガに連絡して起きてたらドンヒョガの家へ

ソミに関する怖い夢だったら同じように連絡して起きてたらソミの家へ

それで私の場合は親がいないのでお構い無しにやってくるのだ

だから、こうやって来た日は怖くないように強めに抱きしめて背中をポンポンしてあげると

ジェノは私たち3人の誰かと寝ると安心するからすぐに寝るんだよね

あ、1つ面白いエピソードがあるんだけどさ

中学2年の時の高原教室で、その時ジェノとドンヒョガはクラスが違うからコテージも違うはずなんだけど

ドンヒョガが朝起きたら同じ布団にジェノが寝てたんだって

ドンヒョガも寝ぼけてたからいつも通り、ジェノがいることになんの違和感も感じてなかったらしいけど

頭が冴えてきてもう1回この状況を考えた時に

違うクラスのジェノが、ドンヒョガの布団で一緒に寝てるのは流石に言い訳できないし

ドンヒョガ自身もいい言い訳が思いつかなくて、可哀想だけど起こしたんだって

そしたらジェノがすんなり起きて、ドンヒョガにキスして自分のコテージに戻って行ったらしい

周りがまだ寝てたから良かったけど、流石にスリル感じたってドンヒョガが言ってた

すぐに寝たジェノを確認してそんなエピソードを久しぶりに思い出してたら

ジェノの温かさもあってか、私もジェノの数分後に眠りについた

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