・（JM） ページ27
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JM said
SM「A、どうした？」
『………ジャージならまだ許せるのに。なんでなの？リップだって、ソミとジェノとドンヒョガが一つひとつ関わってる物だからとっても大切だし、写真だって大切なのに……』
JH「ごめんなさいっ……」
こんなにAが怒ったり呆れたりしてるの初めて見たかも
多分みんながそう思ってるはずだけど
やっぱり美人が怒ると怖いな
イライラして髪をかきあげる動作にさえ緊張してしまう
HC「Aがこんなに怒ることって滅多にないんだけど、お前好きなやつに嫌われるの特技にした方がいいと思うよ」
SM「あと、今後そんな気持ち悪い目でAのこと見ないでね。Aが可哀想だから」
JN「それから、これ。逃げても無駄だから。退学にならないといいね」
そう言って、スマホで何かを見せたりしながらラストスパートをかけてそいつを潰している3人を見て、Aがものすごく愛されてることを再確認した
でも、その光景をAは黙って見てるだけだった
HC「今日の放課後ちゃんと盗んだもの全部もってこいよ？いいな？逃げんなよ？」
JH「はっ、はい！」
HC「で、Aどうする？」
何をAに聞いているんだ？て
外野の俺らは予想ができなくてただそれを聞いていると
そいつには1番効いたんじゃないかと思うくらいの言葉を発した
JN「………A？」
『考えたんだけどね』
JN「うん」
『この人に殴る価値もない。ジェノとドンヒョガが
HC「ふっ、じゃあやめとくか」
JN「そうだね」
Aはいつもみんなに優しくて笑顔だから
こんな人を軽蔑してるのは初めて見た
だから俺も含めてクラス中の人が、自分がAに言われてる感覚になって背筋が凍った
その後、3人はC組に帰っていってAが俺の隣の席に戻ってくると
『ごめんね、不愉快だったでしょ』
「いや。それより、大丈夫？」
『んー、今日はまだ無理かも。明日にはちゃんと切り替えてくるね』
RJ「いや、そんな切り替えるなんて無理やりするもんじゃないし」
『ふふ、心配してくれてありがとう。でも大丈夫だよ』
そう言って、五限の支度をし始めたAを見て
感情を表に出さないことへの我慢強さと残酷さを感じた
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年12月13日 23時
