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『ない』
JM「何が？」
『あ、いやなんでもない』
JM「そう？」
『うん。全然大丈夫』
ジャージを盗まれてからほとんどの物を3人のロッカーに移してたから油断してたよ
まさかカバンまで漁られてるとは思わなかった
メイクポーチの中を見ると見事にリップだけなかった
ソミと選んだ物とジェノが誕生日にくれた物
それからコンビニで急遽だけどドンヒョガが買ってくれた薬用リップが盗まれていた
こんなの去年以来で、3人が関係してる物が盗まれるのは悲しくて当分は立ち直れないかもな
そう思ってぼーっとしながらお昼休みに食堂に行く支度をしてたら
「Aー。え、なに、どうした？」て
ドンヒョガが迎えに来たみたいだった
『やられた』
HC「次は何盗まれたの？」
『メイクポーチの中まで盗まれてた。しかもリップだけ』
HC「は？リップだけ？キモすぎんだろ」
『それにそのリップ、ソミと選んだのとジェノが誕プレでくれたのとドンヒョガが買ってくれた薬用リップだった。無理悲しすぎる』
HC「そっか。悲しいけどとりあえず飯は食おうな」
そう言って頭を撫でてくれるからなんとか保っていられるけど
これで4人で撮ったチェキとかも盗まれてたら発狂してたかも
SM「え、なにAどうしたの！？」
HC「リップ盗まれたって」
SM「リップ？は？気持ち悪い、ありえないんだけど」
JN「さっき盗まれたの？」
『うん』
JN「ちょっと待ってね」
そう言って、ジェノがスマホを操作して何かを見始めると
「いた」てその画面の部分を拡大してた
JN「ほら」
HC「え、こいつAと同じクラスのやつだよな？」
『え、うん。キム・ジュンヒョンくん』
SM「もっと気持ち悪いやつなのかと思ってた。人は見かけによらないね……」
HC「どうする？今すぐ潰すこともできるけど暴力的なのはお望みじゃないだろ？」
『暴力なんてしたらドンヒョガが痛いよ』
HC「1発くらいは平気だから。そこ心配してんのかよ」
『だって……』
HC「俺とジェノが喧嘩で誰かに負けたことある？」
『ない、けど』
HC「だろ？じゃあ心配すんなよ。殴るかどうかはその場でAに決めてもらうから」
『うん、ありがとう』
そうお礼を言うと、ドンヒョガとジェノには笑われて
ソミには私の頭を撫でてあやされた
︎ ︎ ︎
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年12月13日 23時
