愛執と偏愛は隣り合わせ (ページ15)

今日:164 hit、昨日:39 hit、合計:86,741 hit

私たちの過程ページ15

︎ ︎

いつから私たちがこうなったのかって言われたら

多分幼稚園の年中くらいだった気がするから、5歳の時だったかな

____5歳の時

SM「ねーえ！ジェノとらないで！」

女①「やーだ！わたしとあそぶのー！」

女②「わたしだよ！」

そうやってジェノが取り合いされてるのを見て

なんでそんなにみんなしてジェノと遊びたいんだろうって

なら他の子と遊べばいいのにって思ってた

SM「ジェノとりかえしたよ！」

『ふふ、そっか。よかったね』

JN「あれ？ドンヒョガは？」

『ああ、あそこにいるよ』

そう言って、沢山の男の子と女の子たちと遊ぶドンヒョガの方向を指させば

次はソミだけじゃなくて、ジェノも一緒にドンヒョガの所へ歩いていった

それを見届けると、3人の男の子が誘ってくれたから一緒に折り紙を折ってたんだけど

SM「Aいなくなったらだめだよ〜！」

『え？』

HC「はやくこっちきて！」

『あ、うん』

そう言って、男の子たちの場所から離れてソミたちについて行くと

お絵かきをする机で立ち止まって「おえかきしよー！」て

ソミの発言でその机に座ることになった

HC「ジェノヤ、なにかいてるのー？」

JN「いぬ」

HC「いぬ？ジェノヤかわいいねー！」

SM「わたしはねこかいた！」

HC「ソミもじょうずだね！」

SM「ドンヒョガは？なにかいたのー？」

HC「おれは、おれらよにんをかいたよ！」

『じょうずだね』

HC「ほんとー？ありがとう！」

SM「Aは？」

『わたしは、くまをかいたよ』

そう言って見せると「くまのまわりはだれ？」てソミに聞かれた

『おともだち』

SM「だれ？」

『これがソミで、これがドンヒョガで、これがジェノで……』

多分3人を含めて10人くらいの男女を書いたんだけど

ずっと黙ってたジェノが、「かいてもいい？」て言うから許可を出したら、衝撃的なことをされたんだ

『なんでけすの？』

JN「おともだち、いらないよ。ぼくとソミとドンヒョガだけ」

SM「そうだよ！わたしたちいがいいらないよー！」

HC「おれらだけでいいもんね！」

今でも覚えてるよ。ジェノに他の子たちを黒ペンで消されたこと

私の記憶が正しければ、多分そこからそういう束縛？が始まったんだと思う

︎ ︎