報告（END） ページ41
︎ ︎ ︎ ︎
JM「母さん、俺ね？やっと振り向いて貰えたよ」
『ソヒョン先生に聞かれてるって考えたら恥ずかしいなㅎ』
JM「何も恥ずかしいことないよ？母さんにはずっと話してたし」
『え、そうなの？』
JM「うん。小学校の時から知ってるよ？」
『そうだったんだㅎ』
JM「うん。Aヌナに振り向いてもらうためには、かっこよくて優しくならなきゃだめだよって言われてたんだよㅎ」
『じゃあ、ソヒョン先生の教え通りに育ったね？ㅎ』
JM「だって、母さんㅎ」
『てか、ジェミナは昔から優しいじゃん』
JM「そうなの？」
『うん。ほら、海でヤドカリが踏まれないように手で守ったり、アリが歩いてたら通り終わるまで止まってあげたりしてたじゃんㅎ』
JM「めっちゃ恥ずかしいこと覚えてるじゃんㅎ」
『それだけ、この子は優しい子なんだなって印象強かったからさ？ㅎ』
今日はソヒョン先生の命日で
ジェミナと一緒にお墓参りに来て、ソヒョン先生に近状を報告してるんだけど
あまりにも懐かしい話が出てくるから面白くて
とてもお墓参りに来た人たちとは思えないくらいだ
JM「母さん。俺、Aヌナのおかげで今凄く幸せだよ」
そう言ってるのを横で聞いて
今までの選択は間違いじゃなかったんだって
そう思わせてくれる魔法の言葉のようだった
『私も幸せですよ』
JM「Aヌナも幸せ？」
『うん。ジェミナのおかげでね』
JM「あー、可愛い。キスしたいけど車まで我慢するね」
『ふふ、そうしようね』
でも最後に、ソヒョン先生に大事なことを言わないといけないんだよ
『ソヒョン先生。ジェミナのこと、この先絶対に苦労させないし不幸にさせないって誓います。私は今日、これを伝えに来ました』
そう、お墓を見つめて言い終えると
「Aヌナ」てジェミナに呼ばれたから振り向けば
チュって優しくキスされた
JM「Aヌナ」
『ん？』
JM「俺、こんなに幸せでいいの？」
『うん。いいんだよ』
JM「ありがとう。あ、でも」
『うん』
JM「プロポーズっぽいね」
『じゃあ、プロポーズってことにしようか？』
JM「だめ！プロポーズは俺からするの！」
じゃあジェミナがプロポーズしてくれるその日まで
私は気長に待つことにしようかな
END
︎ ︎
終わり
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年10月15日 14時
