遠慮はしないこと ページ4
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次の日にお葬式を終えて、私の家に引っ越す手続きなんかをした
先生の家ほど大きくて豪邸じゃないけど
若いながらに稼いでるってよく言われるくらいなので
一軒家ではないけど、タワマンの12階に住んでる
だから不自由はさせないつもりだよ
でも、前の生活よりは不便かもなって、そう思わせてしまうかもだけど
ジェミナにそれを言ったら「十分すぎるよ」て
気を遣ってか、そう返してくれたから助かった
『どっちの部屋がいい？』
JM「どっちでもいいけど、俺、部屋貰っていいの？」
『当たり前じゃん、自分の部屋無かったら私ならストレスだよㅎ』
JM「……じゃあ、こっち使っていい？」
『いいよ、まだベッド来てないから今日は私の部屋で寝てね』
JM「いや、俺ソファーで寝るよ？」
『なんでよ』
JM「なんでって、そりゃAヌナをソファーでなんて寝かせられないでしょ」
『そういうもん？』
JM「そういうもん」
『じゃあ、ありがとうㅎ』
JM「ううん、当たり前だからㅎ」
ジェミナの部屋は私の寝室の隣なんだけど
奥じゃなくて良かったのかな、そっちの方が景色いいのに
まあ、ジェミナが選んだならいいか？て
そのまま業者の方に部屋に運んでもらって
2時間くらいで設置するものは終わった
ベッドがないからまだスカスカな感じはするけど
ソファーもテレビもその他諸々、ジェミナの家の部屋を忠実に再現してもらったから慣れない場所では無いはず
『そういえば、ジェミナさ』
JM「ん？」
『高校、どこ進学するんだっけ？』
JM「東高だよ」
『やっぱり頭がいいのは変わらずか』
JM「Aヌナだって東高だったじゃん」
『私はギリギリ受かったんだよ、テスト毎回やばかったしㅎ』
JM「あー、そうだったねㅎ」
『うん、毎回先生がケーキ出してくれて、慰めてもらってさㅎ』
JM「ふっ、"ジェミナは私みたいになっちゃだめだよ？"て言われてた記憶あるㅎ」
『そんなことも言ってたな〜ㅎ』
そんな懐かしい話をして
「あ、」て言い忘れてたことを思い出した
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年10月15日 14時
