小説家の恋愛事情 (ページ30)

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意識の変化/（JM）ページ30

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HJ「わぁ、東高なんて懐かしいですね」

『そうですね。校舎も変わってないですし』

HJ「そのまんまですもんね」

そんな話をしながら教師用の玄関から校舎に入り

スリッパを履いて会議室にお邪魔させてもらった

『え、うそ。ジュンギ先生お久しぶりです！』

JG「おー、有名になったなーㅎ」

『有難いことにㅎ』

JG「てか大人っぽくなったな？ㅎ」

『さすがに成長してなきゃ困りますよㅎ』

私が高校生の時に居た先生とも挨拶して、懐かしい話なんかをしてたら

いつの間にか講演会が始まる時間になり

司会をして下さる先生に紹介された後、体育館のステージに登壇すると

ものすごい拍手と歓声で迎えられた

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JM said

『最後の紹介になるんですけど、私この方の作文、私の小説でも使わせて欲しいくらいに構成が整ってて言葉選びも私の好みなんですけど、どなたですかね？』

作文を紹介するコーナーで

最後にAヌナが褒めに褒めまくってる作文が紹介されたんだけど

司会「はい。ではこの作文は2-Bのナ・ジェミンさんですね。立ってもらってもいいですか？」

「あ、はい」

そう言って、気まずさを感じつつマイクを渡されて立ち上がると

Aヌナは一瞬驚いてたけど、すぐ表情を戻した

『ジェミンさん。言葉選びと構成が素晴らしいです。普段は本は読まれるんですか？』

「コミックや小説を読んだりします。A先生の作品も読ませて頂いてます」

『わぁー。嬉しい！ちなみに私の作品でお気に入りってあったりしますか？』

そう、少し意地悪そうな顔をして聞いてくるから

「花咲く湖がお気に入りです」て

Aヌナのあんまり有名じゃないけど俺が1番好きな小説を答えた

『花咲く湖って、あんまり有名じゃないのにㅎいや、笑うのは失礼なんですけどものすごく私の作品読んでくれてるんですね。嬉しいです。ありがとうございます』

「これからも作品楽しみにしてます」

『ふふ、ありがとうございます』

そう言って、マイクを先生に返して座ると

隣のヘチャナがクスクス笑ってた

「なんだよ」

HC「いやㅎお互いに他人のふり上手いなと思って」

「いや、呼ばれると思ってなかったからめっちゃ焦ったんだけど」

HC「だよな？何故か俺も焦ったわㅎ」

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