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『デートしてみたい子でもできたの？』
JM「いや、そんな子は居ないけど」
『じゃあ、ただ私とデートしたかっただけ？』
JM「うん、そう。他の理由はない」
『そっか……ㅎ』
JM「なに？」
『いや？じゃあジェミナの言う通りに髪巻いて良かったなって』
JM「なんで？」
『デートなんでしょ？ならいつもよりよく思われたいじゃん？』
JM「んー、じゃあすっごく綺麗だね。が正解？」
『正解！女の子は褒められるために可愛くするもんだしねㅎ』
そう答えると「ふふ、Aヌナはいつも綺麗で可愛いよ」て
微笑みながら目を見て言ってくるから
いつもなら何ともないのに今日はドキッとした
やっぱりイケメンって心臓に悪いね
JM「え……Aヌナ、もしかして照れてる？」
『………ちょっと、うん、あんま見ないでㅎ』
JM「なんで、可愛いから見せてよㅎ」
『またそうやってからかわないでよㅎ』
JM「からかってないって。本心なのにㅎ」
顔を隠した私の手を掴んで、少しだけジェミナに見える形になると
それをまた心底嬉しそうな顔で見て「可愛い」て言ってくるから
本当に今日はなんか知らないけどやばい
久しぶりに私のキュン感覚が作動しててびっくりだよ
JM「ふふ、食べてていいよ？」
『変な顔してない？』
JM「うん。全部可愛いから大丈夫」
『絶対嘘じゃんㅎ』
JM「嘘じゃないよㅎ美味しそうに食べてるの可愛いよ？」
『それ絶対ジェミナしか思ってないよㅎ』
そう言ってパンケーキに視線を戻せば
「俺だけが思ってればいいじゃん」て真剣に言ってくるから
なんか、こんな年上にドキッとされるジェミナも可哀想なんだけどさ
今日どうした？てそう思ってしまうくらいには、ジェミナが弟じゃなくて男の子に見えてしまう
『ねぇ、今日どうしたの？』
JM「何が？」
『なんか、いつもより口数が多いって言うか』
JM「………いや？」
『いや、嫌じゃない。むしろジェミナがこんな自分の感情をストレートに言えるようになったのは嬉しいんだけどさ』
JM「でも、Aヌナ限定だよ」
『私限定？』
JM「うん。Aヌナ以外の人に何かを伝えたいとか別に思わないし」
なら余計になぜこんな素直なんだ？て疑問に思ったけど
あんまり聞いてもしつこいかなって、そこで突き止めるのは中断した
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年10月15日 14時
