小説家の恋愛事情 (ページ25)

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デートページ25

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次の日の朝、何だかやけに早く目覚めてしまった

まあ、「デート」て単語に踊らされているからなんだろうけど

とは言ってもだよ、ジェミナとだから普通に出かけるのと何ら変わりないだろうし

髪も毛先だけ巻けばいい？て思いながら洗面所の鏡でヘアアイロンを使っていたら

ジェミナが洗面所に入ってきた

JM「おはよ」

『おはよ』

JM「髪巻くの？」

『んー、どうしようかなって迷ってる』

JM「俺は巻いてるの好き」

『ほんと？じゃあ巻こうかな』

単純な私は、そう言われてすぐに髪を巻き始めたんだけど

それを見てジェミナが笑いながら洗面所を出ていった

全ての支度を終えてリビングに行くと

もう準備が整っているジェミナがソファーでスマホを見ていた

『お待たせ』

JM「ううん。全然待ってないよ」

『ふふ、ありがとう。これで少しはましかな？』

JM「何言ってんの？そのままでも綺麗なのに」

『やー、そんな褒めないでよㅎ』

JM「事実じゃんㅎでも、今日はものすごく綺麗だね、可愛い」

そう、ニコニコした顔で褒めてくれるジェミナの言葉に照れてしまって

「ありがとう。ジェミナもかっこいいよ、当たり前だけどね」てニヤニヤしながら答えてしまった

『ナビの設定どうする？』

JM「俺が設定していい？」

『もちろん』

JM「………これで大丈夫」

『ん？ここどこ？』

JM「それはついてからで」

『わかったㅎ』

ナビを設定して車を走らせてついた場所は

私が以前行ってみたいってジェミナに見せたことがあるカフェだった

『わぁー、よく覚えてたね？』

JM「当たり前じゃん」

『ふふ、ありがとう』

JM「ううん。前言ってたパンケーキにする？」

『うん！そうする』

JM「わかった」

ジェミナが注文してくれた後、ちょっと気になってることを聞いてみた

『ねぇ、ジェミナ』

JM「ん？」

『なんでデート？』

JM「あー……ㅎ」

『あ、言いづらいなら大丈夫だよㅎ』

JM「いや、あのね」

『うん』

JM「Aヌナとね、デートしたことないでしょ？」

『確かに、そうだね』

JM「だからしてみたくて……」

そう、ちょっと恥ずかしそうに言うジェミナが可愛くて

思わず笑ってしまったが、バカにしてるとかでは全くない

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