小説家の恋愛事情 (ページ23)

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タイプページ23

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『あ、そうなんですね』

編集者「はい。それで急遽担当を変わることになりまして」

『転勤なんてこれからもっと忙しくなりそうですね』

編集者「そうなんですよ。それで、新しい子についてもらうんですけど、先生とは歳が近いので流行りには詳しいかと」

『そうなんですね。その方によろしくお伝えください』

編集者「わかりました。来週からはその子も出席させますので、よろしくお願いしますね」

『はい。わかりました』

今の担当さんは2人目だったんだけど

今回転勤が決まって新たな方がついてくれることになり

若いってどれくらいかなと思ってたら

私の3つ上の方らしい、確かに若いね

そんな話をしたのが先週で

今日は新しい方との顔合わせをする予定なんだけど

『あ、こんにちは。パク・Aです。よろしくお願いします』

HJ「A先生、はじめまして。イ・ハジュンと申します。よろしくお願い致します」

そんな挨拶を交わした時点での印象は

「落ち着いていて賢そう」というのが強くて

雑談程度に高校を聞いた所私と同じ東高だったらしくて

3つ上ならそりゃ被らないだろうなって思いながら

共通の話題なんかで会話のラリーをした

HJ「家庭の事情は聞いています。ジェミンくんもお辛かったでしょう」

『ジェミナのこと、配慮して頂きありがとうございます』

HJ「いえ。今はA先生の家に一緒に住んでいるんですよね？」

『はい。ジェミナに不自由はさせたくありませんから』

HJ「お若いのに、しっかりしてますね」

『いえ。とんでもないですよ』

HJ「俺、ずっとA先生と仕事してみたくて、念願だったので嬉しいんです」

『そうなんですか？ありがたいです』

ジェミナのことを配慮してくれる人なら大丈夫だろう

そう思って、その日家に帰ってジェミナに新しい担当さんの話をしたら

JM「Aヌナの3つ上？」

『うん。歳も近いからジェミナも関わりやすいと思うよ』

JM「そっか……。家来る時俺も挨拶するね」

『うん、ハジュンさんって人だよ』

JM「………わかった」

そう返事をしたジェミナがいつもより静かに感じたんだけど

あの後、お風呂から上がって私を抱きしめて

「おやすみ」ていつも通り寝に行ったから

私の勘違いだったのかな……？

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