小説家の恋愛事情 (ページ11)

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『……ん、あれ。いつ起きた？』

JM「10分前とか？」

『まだ寝てればいいのに』

JM「寝すぎな気もするけど」

『うそ、今何時？』

JM「13:00過ぎ」

『わぁー、久しぶりにこんなに寝たわ…』

JM「仕事、大丈夫なの？」

『大丈夫だよ、気にしないのー』

JM「ならいいんだけど。ねぇ、Aヌナ」

『んー？』

JM「ありがとう」

そう言ったジェミナの顔が

もう不安そうじゃなかったから安心した

『ソヒョン先生に会いに行く？』

JM「………一緒に行ってくれる？」

『もちろん。会いに行こうか』

JM「うん」

そしてジェミナを車に乗せて

ソヒョン先生のお墓に向かうと

やっぱり1人で話したいこともあるだろうと思って

話したいこと話して来なって送り出して

私は入口で待っていることにした

そして15分くらい経ってジェミナが帰ってきて

なんだかすっきりした顔をしていたから

先生とちゃんとお話できたんだろうなって思った

『リクエストを受付まーす』

JM「急に？ㅎ」

『うんㅎ 行きたい所とかやりたいことある？』

JM「んー、なんだろう。あ、」

『ん？』

JM「最近カメラが欲しくて、写真撮りたいなって思ってるんだけど」

『お、じゃあまずは電気屋さんに行って、それから撮りたいと思う所に行こう！』

JM「ありがとう」

『全然〜』

それで店員さんに聞きながら欲しいものを見つけたらしく

その本体とカメラを長持ちさせるための商品なんかを買って

ご飯を食べてからリクエストされた海に向かった

『時間帯バッチリだね』

JM「夕焼けすご…」

『そうね、こんなの見たの久しぶりだな』

JM「そうなの？」

『うん。高校生の時、先生の家に行くついでにここでよく見てたんだよ〜、懐かしい』

そんな懐かしさを感じつつ

夕焼けを見てぼーっとしていたら

シャッター音が聞こえたので

ジェミナは早速撮り始めたのだろう

『ジェミナのイチオシ後で見せてね』

JM「いいよ、でも笑わないでね」

『なんでよ』

JM「いい写真は全部Aヌナが写ってそうだから」

『じゃあ、楽しみにしてるね』

別に笑わないよ

ジェミナが満足行くなら、それでいいからさ

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