小説家の恋愛事情 (ページ1)

今日:26 hit、昨日:105 hit、合計:70,046 hit

一緒にページ1

︎ ︎

昨日編集者の方から電話を貰って

私の師匠であり母親みたいな存在のナ・ソヒョン先生が

くも膜下出血で亡くなったことを知った

私は幼い頃に両親を亡くして施設で育ったが

小学校の時に出会った先生の小説が毎日の生き甲斐で

その時から小説家になることを夢見て、中学生の時から公募に挑戦したりして

その結果、高校1年生から小説家として仕事をするようになった

デビューしてすぐ先生と会う機会があって

そこから私の生い立ちを知ってか、母親のように気にかけてくれたので

憧れの人でもあったからとても嬉しかった

ソヒョン先生にはジェミンっていう息子さんが1人いて

私と8つ離れてるから今だと中学3年生だと思うけど

私はこの話を聞いた時、ジェミナは大丈夫なんだろうかって

先生の死と同じくらいの大きさでその子が心配になった

先生の家によく行ってたから、ジェミナと仲良くなるのに時間はかからなかった

初めは少し大人しい子だと思ってたけど、次第に元気な姿も見せてくれるようになって

先生とジェミナと私の3人でご飯を食べたり、映画を見たり

お祭りに行ったり、海に行ったり

そんなことも良くしてたんだ

私が高校を卒業してからは、頻繁には会いに行けなくなっちゃったんだけど

それでも、月に1回は絶対に会いに行っていた

だから、先生を見たのは先月が最後で

もっと会いに行ってれば良かったなって、後悔が押し寄せてくるけど

私より、ジェミナの方が悲しいと思うから、そんなタラレバばかり言っていられない

編集者の方から連絡をもらってすぐ、ジェミナに電話をしたんだけど

「大丈夫だよ」てそればっかり言ってた

大丈夫だと自分に言い聞かせたいのか

私に心配されたくないのかわからないけど

少し大人になったジェミナの我慢強さを感じた

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎