牽制1（JM） ページ25
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JM said
MK「あ、Aいないの？」
ER「はい、委員会行ってますよ」
MK「まだ帰ってこない感じ？」
ER「多分そうだと思います」
MK「そっか、ありがとう」
放課後教室の人数が減ってきて
Aも5分前くらいに委員会に行ってしまって
別に帰りを待ってるわけではなかったけど
あわよくば一緒に帰れたらな、くらいの気持ちで
俺ら6人は喋ってたんだけど
そこにAの幼馴染兼好きな人が現れて
最近よく来るなって思ってたら
MK「あ、ねぇ君がジェミンくん？」
て、そう話しかけられたからただ
「はい、そうです」て答えた
MK「Aのこと、好きでしょ？」
「そうですけど」
この会話だけでも
ジェノたちは気まずそうだし
ミサとエリには心做しか哀れんだ目で見られてる気がする
MK「Aは気づいてないみたいだから、友達として君と仲良くしてるだけだよ。勘違いしないでね」
「あの、何が言いたいんですか？」
MK「君にAを取られたら困るの。だから好きでもいいけど、手は出さないでね」
はあ？なんで彼女作ってAを悲しませたあんたに
そんなこと言われなきゃいけないの？て思った
「それって、選ぶのはAですよね」
MK「そうだね。君だって俺の事邪魔でしょ？」
「まあ、そうですね」
MK「それと同じように。俺も君が邪魔なの。あの女以外邪魔者なんて居ないと思ってたのに」
「え、あの女って、誰ですか」
MK「ああ、俺と契約的に付き合ってた人ね。あいつAに手出さない代わりに3ヶ月付き合えとか条件つけてきたから3ヶ月我慢したけど、その間にどんどん君とAが仲良くなるから困ってたんだ」
え、じゃあ本当に事情があって
Aを守るために嫌々ながら付き合ってたってこと？
最初からこの人はAしか眼中に無いってことだよな
MK「あ、この話Aには内緒ね。ここまで話せば君も分かるよね？Aは俺のだから。手出すなよ」
さっきまで「手は出さないでね」だったのに
帰り際には「手出すなよ」て釘を刺して
「あ、A帰ってきたら俺が教室で待ってるって伝えてくれる？」て
自分の要望だけ言って教室から出ていってしまった
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作者名：☆rrk☆
| 作成日時：2023年9月19日 23時
