私の復讐の成功例 (ページ23)

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その日の放課後

マクオッパと下駄箱で集合して

隣を歩いて一緒にカフェに向かう

『ねぇ、マクオッパもバームクーヘン食べたかったの？』

MK「いや？特には」

『じゃあなんで着いてきたの？』

MK「…暇だから？」

『暇なのねㅎ』

そんな会話をして店に入り

お目当てのバームクーヘンを頼む

『ん〜！めっちゃ美味しいよ〜！オッパも食べる？』

MK「ふっ、俺はいいよ。いっぱい食べなㅎ」

そう言って笑われたけど

その笑った顔もかっこいいんだよな

ほんと、嫌になっちゃうよね

『ねぇ、マクオッパ』

MK「ん？」

『今日、本当はなんて言おうとしてたの？』

MK「あー、予定ないなら遊びに行こうって」

『あー、そういうこと』

MK「そ。だから予定通りだし大丈夫」

『オッパもなんか食べれば？』

MK「俺はいいよ。夕飯食べれなくなるし」

『あぁ、オッパの家のごはんめっちゃ多いもんねㅎ』

MK「そー、だから食べませーんㅎ」

そう言いながらストローを回してる姿は

やっぱり、写真に収めたくなるくらいかっこいい

『オッパ』

MK「ん？」

『私に彼氏ができたら、私の部屋もう来ちゃだめだよ』

MK「…無理」

『無理じゃなくてさーㅎ』

MK「てか、彼氏できそうってこと？」

『んー、どうだろ』

そうやって濁せば濁す程

オッパは悩んでくれるだろうか

その錯覚から私を好きだと思ってくれたりしないかな

MK「誰？」

『さー、秘密』

MK「そいつのこと好きなの？」

『んー、どうかな。好きになれたらいいなとは思う』

MK「だめだよ」

『なんで？オッパだって彼女作ったから私だっていいでしょ？』

MK「それでもだめだよ」

別に彼氏候補とか居ないし

架空の人物の話をしてるのに

「だめだよ」しか言わないオッパはなんなんだろう

何がダメなのかも分からないし

『だめかー、じゃあ隠れて付き合うことにするよ』

MK「余計だめだから！」

『なんでよ。オッパにバレないならいいじゃん』

MK「…よくない」

その理由が知りたいのに

絶対口割ってくれないね

これじゃあ埒が明かないんだけど

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