私の復讐の成功例 (ページ14)

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その日の夜

みんなと遊んで帰ってくると

マクオッパの家の前にサキさんがいて

サキさんはマクオッパに背伸びをして

そのまま顔を近づけて、それで…

あー、なんだラブラブじゃん

事情があるのかも、なんて

少しでも疑った私が馬鹿らしい

でも、私はそこを通り過ぎないと家に入れないので

サキさんが帰りそうな雰囲気なのを察して

「こんばんはー」て挨拶をした

SK「あ、Aちゃん。こんばんは」

『こんばんは！では、失礼します』

SK「あ、Aちゃん、もしかしてさ」

『はい？』

SK「さっきの、見ちゃった？」

あー、さっきのとは

キスのことね、バッチリ見ましたけど

『見ちゃいましたよ〜、ラブラブなんだから、もうㅎ』

SK「なんか、ごめんね？ㅎ」

『全然！失礼します。オッパもバイバイ』

MK「あ、うん」

なんか、サキさんに煽られた？

いやわかんないけど

なんか、ちょっとそんな気がした

気のせいかもだけど

そんな会話をして部屋に入ると

数十分後にマクオッパがやって来た

『え、彼女に会った後にすぐ来るのはちょっとよろしくないのでは？』

MK「なあ、あれ見てどう思った？」

『え、キス？まあ知り合いのキスを見ると恥ずかしさはあるよね』

うそ、そんなことない

すっごい苦しくて泣きたいよ

てかなんですぐ来んのよ

泣く時間もくれないとかありえない

MK「そう…」

『え、なにㅎ』

MK「なんでもない」

そう言って私の横に寝転んだ

それから少し無言の時間が続いていたら

私のスマホにジェミナから着信が来て

『お？ジェミナどうした？』

JM「んー、家着いたかなって」

『家にはさすがに迷子にならずに帰れますけどㅎ』

JM「そう？偉いねㅎ」

『偉いって、当たり前だからㅎ』

そんな話をしていたら

マクオッパに腰を撫でられてびっくりして

そちらを見れば目が合ったけど

意味わかんなくてまた視線をさっきの位置に戻した

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